今週は、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンをピックアップ!

ドイツ代表、そして、スペイン、リーガ・エスパニョーラのバルセロナ所属、ゴールキーパー、テア・シュテーゲン。

ドイツは、次から次へと、いいキーパーが出てきます。シュテーゲンは、バルセロナの正ゴールキーパーですが、ドイツ代表へいくと、この人がいるんです...ノイアー。

代表では ノイアーと正ゴールキーパーの座を争っているシュテーゲン、足もとがうまいキーパー、として知られています。だから、バルセロナなんです。こんな表現をしているメディアもあります、「グローブをつけたメッシ」。

今年、ヘタフェとの試合では、ペナルティエリアから飛び出し、そこからロングパス。受けたスアレスがループシュート、ゴール!!

そんなシーンもありました。 

https://sports.yahoo.co.jp/video/player/1978457

ペナルティエリアから飛び出すのってこわいでしょうけどね。シュテーゲンもこんなこと言ってます。

「うしろを振り返って、こんなにペナルティエリアから離れてるのか?と驚くこともある」

でも、よほど、足もとに自信があるんだろうな~。そんなシュテーゲンは、1992年生まれ。ドイツのメンヒェングラッドバッハ出身です。小さい頃は、フォワードになりたかったそうです。でも、子どものころに所属したチームの監督が、シュテーゲンの走り方が気に入らず、ゴールキーパーを命じたそうです。シュテーゲンは 最初は乗り気じゃなかったものの、やってみると面白い!ということで、キーパーの道を歩むことになったようです。

これ、ボルシア・メンヒェングラッドバッハの下部組織でプレーしていた頃のエピソードですが、のちにシュテーゲンはこう振り返っています。

「キーパーになることを受け入れるのは難しかった。でも、今思えば人生で最もいい決断だったと言えるかもしれない」

わからないもんですね。最初は、気が向かなかったけれど、今や、バルセロナのキーパーで、ドイツ代表ですからね。ボルシア・メンヒェングラッドバッハでは、ユース時代を含めて18年間プレー。

そして、2014年、バルセロナへの移籍が決まりました。ただ、バルサでは、最初は、チリ代表ゴールキーパー、クラウディオ・ブラボがリーグ戦。シュテーゲンは、カップ戦とチャンピオンズリーグ、ときっちり分けられていて、加入当初、リーグ戦にはまったく出場していませんでした。このころは、移籍も考えたようです。でも、加入してから3シーズン目、ブラボが移籍してついに、リーグ戦でもレギュラー!いよいよ本格的に活躍し始めます。

今年10月6日の試合で、バルセロナで通算200試合出場。そのうち、無失点、いわゆるクリーンシートは、84試合。42%の確率で、無失点!すごいです。しかも、足もともうまい!だけど、ドイツ代表では正ゴールキーパーではない。

ドイツ、おそるべし。