今週は、この選手をピックアップします!!
ティボー・クルトワ!!
ベルギー代表ゴールキーパー、レアル・マドリード所属、ティボー・クルトワ。そうです、2018FIFAワールドカップ ロシア、日本代表の前に立ちはだかったクルトワです。日本も、素晴らしいゴールで、2点は取りましたが、あと1点が遠かった。そのゴールを守っていた、あのキーパーです。ベルギーに決勝点を許した場面、本田圭佑選手のコーナーキックをクルトワがキャッチ。すかさず前に出して、カウンターでやられました。
身長199センチ...もちろん背も高いんですが、キャッチのときの動きが 非常にしなやかなんですよね。で、調べてみると、あの動きのもとは、バレーボールにあるようなんです。両親はともにバレーボールの選手で、お姉さんは、ベルギー代表のバレーボールチームに選ばれるほどの実力者。そんな家庭で育ったので、当然クルトワもバレーに親しんでいました。
以前、クルトワ自身も、「キーパーのプレーにバレーボールの動きが生きている」というようなことを語っています。たしかに、ジャンプ、キャッチング、パンチング、バレーボールの動きに似ていますよね。しかし、クルトワは、バレーボールではなく、サッカーの道へ進み、ベルギーの名門ヘンクのユースからトップチームへ。さらに2011年にイングランド、プレミアリーグのチェルシーへ移籍。
でも、このとき、チェルシーのキーパーには、ツェフがいたのでアトレティコ・マドリードへ レンタル移籍。で、このアトレティコで大活躍し、2013年、チェルシーに復帰。そして ついに、ツェフから、レギュラーの座を勝ち取ったのです。
ベルギー代表としても活躍のクルトワ。もう一度、振り返りますが、ワールドカップの日本戦、2-2で 後半アディショナルタイム。日本のコーナーキック、、、本田が蹴ったハイボールを余裕でキャッチして、カウンターにつなげたのがクルトワです。クルトワはこう振り返ります。
「普通、あの場面だと、キーパーはパンチングすると思う。あのハイボールをキャッチして前に出せるキーパーって、なかなかいないんだ。そして、すぐに攻撃に切り替えられたのは、チェルシーでよくそういう練習をしていたからだ」
くやしい。 世界最高のキーパーが守っているということを考えれば、そして、時間を考えれば、本田選手、あのコーナーキックは、中に入れない、という選択もあったのでは?クルトワは、今年の夏、子どものころからの夢だった、というレアル・マドリードへ移籍。そして、今年のFIFAフットボール・アウォーズで、最優秀ゴールキーパーに輝きました。
まさに、世界最高のゴールキーパー、ティボー・クルトワ!
その道のりをご紹介しました。