今週は、この選手をピックアップします!!

ルカ・モドリッチ!!

クロアチア代表ミッドフィールダー。ご存知、2018FIFAワールドカップ ロシアMVP。クロアチアは、フランスに敗れて優勝は逃しましたが、モドリッチがMVP! 準優勝のチームからのMVP!つまり、それだけ みんなのハートをグッとつかんだ、ということ!!

モドリッチが生まれたのは、旧ユーゴスラビアのモドリッチ村。その小さな村は、90年代、紛争に巻き込まれ、セルビア軍に標的にされてしまいます。 モドリッチ一家は、その影響で、およそ60キロ離れたザダルという街に逃れ、いわば、難民となってしまいました。

その後、モドリッチは、10歳の頃、ハイデュク・スプリトというクラブの テストを受けます。でも不合格。 体が小さすぎる、というのが理由でした。 結局、モドリッチはザダルというクラブのユースに加入。 そして、16歳になると、名門 ディナモ・ザグレブに入り、クラブと10年契約を結びます。 この契約金で、モドリッチは家族に家を買い、これによって一家はようやく 安心して暮らせるようになりました。

● モドリッチは、2008年、イングランド プレミアリーグのトットナムに移籍。トットナムでは、中心選手として、チーム初のUEFAチャンピオンズリーグ進出に貢献するなど大活躍。 これを受け、レアル・マドリードから声がかかります。 モドリッチは、レアルに移籍するときに、こんなコメントを残しています。

 「トットナムでトロフィーを取れなかったのは残念だ。僕らは、とても魅力的なサッカーをしていたからね」

2012年、モドリッチは、レアル・マドリードへ移籍。 UEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめ、最強のレアルの中心として活躍してきました。クロアチア代表としてのデビューは2006年3月のアルゼンチンとの親善マッチでした。その年、ドイツワールドカップのメンバーにも選出されましたが、同じポジションにニコ・クラニチャールという選手がいたため、グループステージの試合に途中出場しただけでした。ちなみに、そのうちの1試合は、日本戦。 結果は、0-0引き分けでした。

その後の国際大会では、クロアチア代表になくてはならない選手として活躍。 そして何と言っても、2018FIFAワールドカップ ロシア!! 決勝トーナメントは、準決勝まで、3試合連続の延長戦!!ベスト16のデンマーク戦、準々決勝の開催国ロシア戦は、いずれも延長で決着つかず、PK戦までもつれました。準決勝イングランド戦も延長。決勝ではフランスに敗れましたが、、、クロアチア、心に残る戦いぶりでした。そのキャプテン、ルカ・モドリッチ!ワールドカップ決勝については、こんなことを語っています。

「ここまでの道のり、やってきた努力を、誇りを持って思い返した」 

紛争のなかで過ごした少年時代。そこからスタートしてサッカーでつかんだ夢。

ルカ・モドリッチ、最高のMVPでした!!