先週のこの時間に、元日本代表、宮本恒靖さんがおこなう、ボスニア・ヘルツェゴビナの国内で 対立する民族同士を、サッカーでつなごう!という活動を宮本さんからのメッセージをまじえてご紹介しました。そして、その活動のためにクラウドファンディングを実施されていたんですが先週放送して、そのあとすぐに、目標金額達成!!!ご支援くださったみなさん、ありがとうございます!!目標には達しましたが、まだまだ応援受け付け中、とのことですのでぜひグリーンファンディング、というサイトを チェック お願いします!

さあ、今週は、この方もサッカーボールで 世界をつないできた方です。

現役を引退したばかり、おつかれさまです! この方です!

  ラウール・ゴンサレス!!!

元スペイン代表、そして、レアル・マドリードのエースとして長く活躍したラウール・ゴンサレス。今シーズン限りで現役引退、ということで、、、先日、開催された北米サッカーリーグのチャンピオンシップがラストマッチでした。寂しいな~

ラウール! ひとつの時代を築いた、と言ってもいいんじゃないですか!?スペインのフォワードといえば、この人!という感じでしたよね。しかも、背が高いわけではなく体格はそれほどすごくないのに、プレーがすごい! 

ラウールは、1977年、スペインのマドリード郊外で生まれました。中田英寿さんと同じ年の生まれです。(学年はヒデさんがひとつ上)少年時代、最初は、アトレティコ・マドリードの下部組織でプレーしていたんですが、1992-93シーズンの途中にレアル・マドリードのカンテラ、つまり下部組織と契約。出場7試合で、なんと13ゴール!これが認められ、ラウールは、トップチームに昇格します。

94年10月、17歳と4ヶ月で、トップチームデビュー!プロ初ゴールは、2戦目、アトレティコ・マドリード戦。ダービーマッチでゴールをあげ、レアル・サポーターのハートをがっちりつかみました。 レアルは、このシーズン、リーグ制覇!!ただ、これは、物語の始まりに過ぎませんでした。ラウールは、レアルで、通算741試合に出場。741試合、、、とてつもない数です。 そして、ゴール数は、323!!6回のリーグ優勝と3度のチャンピオンズリーグ優勝に貢献しました。 2000年と2002年のチャンピオンズリーグ決勝ではチームを勝利に導くゴールもあげています。

どんな想いが、ラウールを導いたのか??ラウールは、こう語ったことがあります。「僕は、20世紀最高のクラブ、レアル・マドリードを背負っている。常にそれを意識していた」

レアルを背負うって、ものすごいことですよね。プレッシャーもすごかったと思います。でも、ずっと中心だったのがラウールです。 あの銀河系軍団のときも、ラウールは、レギュラーでした。すごかったですよね、あのチーム。ベッカム、ジダン、フィーゴ、ブラジルのロナウド、そして、ラウール。

代表では、、、クラブチームほどの活躍はできませんでした。ワールドカップは3度。98年フランス、2002年日韓、2006年ドイツ大会に出場しましたが2002年のベスト8が最高。ラウールは、ワールドカップでは、11試合出場で、5得点、という記録が残っています。

まあ、代表の試合より、何と言っても、レアル・マドリードの背番号「7」!白いユニフォームがよく似合いました。最後に、ラウールがレアル・マドリードを去る時の言葉をご紹介しましょう。

「このチームでプレーしたことは、僕が想像するなかで、最高の夢だった」

素晴らしいプレーの数々、ありがとう!    

元スペイン代表、ラウール・ゴンサレスをピックアップしました。

最後に所属したのは、北米サッカーリーグのニューヨーク・コスモスというチームでしたが、、、 ラストマッチは、その北米サッカーリーグのチャンピオンシップ決勝。見事、勝利をおさめ、優勝!!ラウールも 1アシストで勝利に貢献しました。試合後、こんな言葉を残しています。

「これまでの自分を誇りに思う。僕は本当に幸せだ。でも、ちょっと寂しいね」