なでしこジャパン、いよいよ ベスト8!
サッカー選手の言葉を集めてお届けしているWords From The Field、今朝は、この方をピックアップ!
チアゴ・シウバ!
ブラジル代表のセンターバック、チアゴ・シウバ!去年のワールドカップ ブラジル大会では、キャプテンを務めました。現在開催中のコパ・アメリカ。もちろん、メンバーです!チアゴ・シウバ...世界最高のセンターバックと評価する人も多い選手です。
最初は、ブラジルのクラブチーム、フルミネンセのユースチームに所属。その後、ジュベントゥージというクラブを経てポルトガルのFC ポルトに移籍します。当時、19歳。でも、ここで、原因不明の病気がチアゴ・シウバをおそいます。体調不良に悩まされました。レンタルで移籍したディナモ・モスクワでやっと原因が分かるんです。肺結核だったんです。チアゴ・シウバ、その病気を何とか克服。地元ブラジルのクラブに戻ります。ユース時代を過ごしたフルネンセへ。
このフルミネンセでの活躍によって、A代表に選ばれるようになり、北京オリンピックにも オーバーエイジ枠で出場。銅メダルを獲得しました。
2009年、ACミランへ移籍。当時ミランの監督は、ブラジル出身のレオナルドさんでした。(鹿島にいたレオナルドさんです)
ACミラン時代、セリエA優勝に貢献するなど、大活躍。2012年、移籍の話が舞い込みます。チアゴ・シウバ、子どものころから バルセロナでプレーするのが夢でした。そのバルセロナからの誘いも あったんです。でも、選んだのは、パリ・サンジェルマン。
パリは、豊富な資金力をいかして、チアゴ・シウバを獲得。シウバのこの決断は、「金の亡者だ」と批判されます。シウバは、こうコメントしています。
「人生は難しい決断の連続だ。時には夢に背を向けなければいけない。僕には家族を養う責任がある」
チアゴ・シウバの加入後、パリは、フランス・リーグアンを3連覇。シウバは、その活躍で、批判の声を封じました。そして、チアゴ・シウバといえば、忘れられないのは去年のワールドカップです。ちょうど1年前ですよね。
2014 FIFAワールドカップ ブラジル。ブラジル代表のキャプテンは、チアゴ・シウバ!ベスト16に進んだブラジルは、チリと対戦しますが、大苦戦。PK戦にもつれます。 シウバは、PKを蹴る事を拒否したんだそうです。感極まって、蹴れる状態じゃなかった、ということですが...
チリに何とか勝って、次はコロンビア戦。2-1で勝つんですがチアゴ・シウバはイエローをもらって、次の試合、出場停止。その次の試合が...あのドイツ戦でした。しかも、コロンビア戦では、ネイマールが骨折。攻守の要を欠いたブラジルは、1-7で大敗。試合後、チームメイトをなぐさめるチアゴ・シウバの姿...グッと来るものがありました。最後に、チアゴ・シウバの言葉、ご紹介しましょう。キャプテンという存在について、こんなことを言っています。「誰かをリスペクトすれば、自分もリスペクトされる。それが、僕のキャプテンとしてのやり方だ」