元フランス代表、ティエリ・アンリ!!

レジェンド、ですよね。

昨年末に引退を発表したレジェンド、アンリのサッカー人生を振り返ります

そんなアンリ、そもそもサッカーを始めたのは、子どものころです。お父さんもプロの選手だった関係で、地元のクラブでプレーしながら、お父さんからも直接指導を受けていました。クラブの練習や試合にお父さんがやって来て、コーチを差し置いて、あれこれ指示を出す、ということもあったそうです。

その後、クラブチーム、モナコに入団。ここで、ベンゲル監督と出会いました。ベンゲル監督、アンリをトップチームで起用するなど、当初から その才能に注目していたようです。アンリは、モナコで数シーズン過ごし、98年ワールドカップで優勝後、イタリアのユベントスへ移籍しますが、ユベントスでいまひとつ活躍できずくすぶっていたときに、アーセナルの監督となったベンゲルさんから声がかかったのです。99年、アンリはイングランドのアーセナルに移籍します。

最初のシーズンに いきなり26ゴールを挙げて、チームは2位。しかし、これは快進撃のスタートに過ぎませんでした。2001―2002年のシーズンに優勝。アンリは得点王!さらに、2003-2004年シーズンは、無敗でリーグ優勝。このシーズンも、アンリが得点王!そしてこのチームは「ジ・インビンシブルズ」、つまり無敵のチームと呼ばれました。

ワールドカップでも、98年の優勝のほか、2006年ドイツ大会では、準優勝!素晴らしい成績を残していますが

うまくいかなかった大会ももちろんあって、

2002年 日韓共催のワールドカップでは、グループステージで敗退。アンリは2戦目で、レッドカードを受けてしまうなど、散々でした。2010年の南アフリカ大会は、ヨーロッパ予選のプレーオフで、ハンドをおかして、ゴールをアシスト。このゴールが認められ、フランスは本大会に出場しますが、結局、グループステージで1勝もできずに 敗退しました。

サッカーの栄光も屈辱も味わい尽くした男、ティエリ・アンリ。彼はこう言います。

「ゴールを挙げるだけでは満足できない。チームが勝てなければ意味がない」

最高のゴールゲッターとして知られる、ティエリ・アンリですが、実は、アシストの数の多さも 超一流。チームのために汗をかく男だったのです。