【第76回 東京みなと祭】
1941年5月20日に国際貿易港(国際間の貿易のために使われる港)として開港した東京港。この開港記念日に行われるのが 東京みなと祭。明日あさっての開催です!
東京みなと祭では、普段では乗船できないような珍しい船の中を特別に見られます。今回、公開されるのは海上自衛隊の護衛艦「あがの」、海上保安庁の測量船「昭洋」、東京都港湾局のしゅんせつ船(河川や港の水底にたいせきした土砂を掘って取り除く船ですね)の「海竜」の3隻!
他にも、海上自衛隊のあの白い制服が着られる試着コーナーや、バーチャルゲーム感覚で船の操縦体験。皆様の食卓に並ぶ食品などを運ぶために活躍する「冷凍コンテナ」の中に入れる体験も!?もちろん冷え冷えです。東京港の役割や魅力を存分に知る事ができます。
「東京みなと祭」は 明日からの2日間、ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル」駅から徒歩8分、【東京国際クルーズターミナル】で開催。入場は、無料です!
【映画「犬の裁判」】
2024年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドッグ賞を受賞。犬のドッグです。ふざけてるわけじゃありません。このパルム・ドッグ賞、2001年に設立されたちゃんとした(?)賞なのです。2011年のオスカー5部門受賞の映画「アーティスト」で皆を魅了したアギーもこの賞を受賞しています。
この映画『犬の裁判』の中心人物ならぬ、中心犬=コスモスを演じた犬のコディがこの賞を受賞。実際に犬が裁判にかけられたわけではありませんが、実話に着想を得て作られた作品です。
そんな映画『犬の裁判』。 どんなストーリーなんでしょうか??
主人公は弁護士のアヴリルです。彼女が担当した裁判はしばらく負け続きで所属している事務所からは解雇寸前。上司からも『負け案件は受けるな!』 とお達しが。次の案件では必ず勝たねばなりません。
しかし!そんなアヴリルのところに舞い込んできたのは、絶望的な状況にある、犬のコスモスの弁護。コスモスと飼い主の絆を見たアヴリルは思わず引き受けてしまいます。
被告人ならぬ、被告犬となったコスモスの事案に世間も注目します。
コスモスの命がかかったこの裁判。
アヴリルは必死に犬の特性や習性、コスモスの個性の理解につとめ、様々な角度から事件を検証し、コスモスを弁護します。
『それぞれの個性が尊重される世界に住むために未来の扉を開けましょう。』
コスモスは「無罪」か「有罪」か。裁判の結果は果たして、、、??
そんな映画『犬の裁判』。
人に危害を加えてしまったコスモスの運命を決める法廷劇。しかし、そもそも人を裁く場で審理を受ける権利があるのか?映画の入り口で弁護士アブリルの弁舌に妙に説得される裁判官そして、映画を見る私たち。しかし、上級裁判所で展開する原告と弁護側の激烈な論争は現代社会の矛盾を暴きます。
人間以外の生き物は「モノ」なのか?権利はどこまで認められるのか。そして、そもそも人間社会は人種、性別、宗教、年齢の違い、障がいの有無で法律の元の平等は守られているのか?
今だ自分探しの40歳のアブリルの迷いと決意も社会の矛盾と分断のレンズの中で生き生きと躍動します。そして、何よりも名犬コディ演じる犬のコスモスの存在感と演技力!主演/監督をつとめたレティシア・ドッシュがインタビューで語った、「法廷シーンで80人くらいいたエキストラたちが、犬のコディがうまく演技をするたびに拍手したり、スタンディング・オベーションしたり」!
ぜひ主演俳優犬、賞受賞の演技に笑って泣いてください。
映画『犬の裁判』は、今日から公開です。そして、今日はこの映画の劇場鑑賞券を3組6名さまにプレゼント!