下北沢あずま通り祭り・節分お化けde花魁道中】

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明日から2月。今年は2月2日が節分です。その前日、明日土曜、邪気を払い、福をまねくためのイベントが、下北沢あずま通りで開催されます。

この日は1日中、下北沢の街で節分にまつわるパレードが楽しめるのですが、夜の下北沢で楽しめるのが【花魁道中】と【節分お化け】の2種類。

まずは、「節分お化け」。こちらは、節分の夜に、厄払いとして行われる儀式でいつもとは違う格好に扮することで節分の夜に現れる鬼をやり過ごす、というもの。「節分お化け」に参加したい!という方は、事前登録のうえ、和の衣装を用意してご参加、となりますが、ご安心ください。会場の雰囲気を感じていただくだけでも十分に楽しめます!

また、下北沢生まれの、サンバの女王ピーターさんが花魁役を演じて街を練り歩く「花魁道中」もご覧いただけます。

詳しい時間などは、下北沢あずま通り商店街のウェブサイトをご確認ください。

来週公開の、この映画。

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「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」

第二次世界大戦中、生き延びるために、ユダヤ人でありながら、ユダヤ人の居場所を密告し続けた一人の女性、ステラ・ゴルトシュラーク。これは、実在の人物の実話を元にした物語です。

手がけたのは、ドイツのキリアン・リートホーフ監督。裁判文書や尋問記録、ベルリンで隠れて過ごしたユダヤ人たちのインタビューなどをもとに、脚本が作られました。

映画『ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女』。

時は1940年、ベルリン。

ステラはアメリカに渡ってジャズシンガーになることを夢見る18歳。日々、仲間と集まって練習をしステージに立ち、会場に来ていたブロードウェイのエージェントに名刺をもらうほど実力もあります。

しかし、両親がユダヤ人の彼女にとって夢を叶えるには厳しい時代でした。それから、3年。

工場で強制労働を強いられていたステラはユダヤ人向けの偽造パスポートを販売しているロルフと恋に落ちます。同胞や家族が隠れて生活する中、ロルフを手伝って、街を堂々と歩くステラはある日、ヒトラーの秘密警察であるゲシュタポに捕まってしまいます。このままではアウシュヴィッツに送られてしまう、、、。

逃れるには方法は1つ。それは、

ベルリンに隠れているユダヤ人逮捕に協力すること。

生き残るために同胞を裏切ったステラ。彼女の決断、行動、そして、その先に待っているのは一体。映画『ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女』。

「ユダヤ人だから」、このことのみで、究極の理不尽のもと、迫害され、民族抹殺の対象となってしまう。平穏に過ごしていた日常が根底から覆され、常に死を意識する毎日。想像を絶する危険と背中合わせの毎日。悍ましい拷問を受け、自分のそして両親の命を守るために、普段だったら絶対に考えられない裏切りを、言わば同胞の命を自分の安全と引き換えに差し出してしまう。まさに悪魔の仕業。しかし、あなたが同じ立場になったとしたら?

絶対に許されないことが展開したナチスドイツ。歴史が作り出した怪物が支配する世界を生きるステラを攻めることは 簡単です。もう一度、「あなたがステラだったら、どうします?」人類史上最大級の汚点を前に、そう、スクリーンの前で自問自答してみてください。

映画『ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女』は、来週金曜日から公開です。