【動き出す浮世絵展 TOKYO】

浮世絵の世界に没入できる体感型デジタルアートミュージアムが、現在、品川で開催されています。こちらでは、葛飾北斎、 歌川国芳、 歌川広重など、浮世絵師の300点を超える作品が最新のデジタル技術によって動き出し、まるで作品の中に入り込んだような感覚を体験できます。

例えば、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」シリーズを通じて日本の風景を旅しているかのように楽しめる空間。数々の美人画を桜とともに楽しめる空間など、浮世絵の世界に没入できます。

そして会場内は、ほとんど全てのエリアで写真と動画の撮影がOK!ぜひ映像空間の中に入って、撮影もお楽しみください。

「動き出す浮世絵展 TOKYO」、天王洲アイル駅から歩いてすぐ、寺田倉庫G1ビルで3月31日までの開催です。ぜひお出かけください。

続いては、来週公開の、この映画。

20250103week.JPG

【デヴィッド・ボウイ 幻想と素顔の狭間で】

2016年1月10日、69歳で星になってしまったアーティスト、デヴィッド・ボウイ。9回忌となる、来週金曜日、1月10日に活動初期を回想するドキュメンタリー映画が公開となります。

デヴィッド・ボウイの初期の素顔を当時の映像や写真はもちろん、周りにいた人物の証言ともに映し出していくのがこの映画『デヴィッド・ボウイ 幻想と素顔の狭間で』。

時は、1960年代後半。グラムロックの先駆者として注目を集めたデヴィッド・ボウイ。アルバム『スペース・オディティ』がヒットしたことで世界中で、旋風を巻き起こしていきます。

デヴィッド・ボウイは、いかにしてスターダムに上り詰めたのか。彼と一緒に住み、アルバム制作やツアーに参加したバックバンドのメンバーが、制作秘話やボウイを支えていたバンドの解散について、証言。さらに、デヴィッド・ボウイとともにグラムロックの文化とファッションのスタイルを構築し、「5人目のバンドメンバー」とも言われる、元妻でプロモーターのアンジーがデヴィッド・ボウイとの出会いから、彼の素顔について明かします。

そんな映画『デヴィッド・ボウイ 幻想と素顔の狭間で』。

映画のポスターに踊るキャッチコピー。「グラムロックの革命児から世界の大スターへ。。。序章。」 まさにその通り。当時大学に通うティーンエイジャー、のちの妻、アンジーがどのようにボウイとの契約にこぎつけたのか。そして、ジギースターダスト。ボウイ5作目のアルバムで作り上げた架空の、宇宙から来たロックスターを支えるバンドメンバーやボウイを世に知らしめることに大いに貢献したBBCラジオのプロデューサー。ボウイの類稀な才能を信じていく、そして振り回される過程、を赤裸々に語ってくれます。

また、スターへの階段を駆け上がっている際に過去と人間関係について振り向くことなく突き進むボウイの冷徹な側面も浮かび上がります。

大スター未満のボウイを支えた生々しい声とその表情の数々、ぜひスクリーンで触れてください。

映画『デヴィッド・ボウイ 幻想と素顔の狭間で』は、来週金曜、1/10から公開です。