「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」 

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2016年に星になってしまった、唯一無二のロックスター、デヴィッド・ボウイ。彼の人生の軌跡とその才能にスポットライトを当てた作品が公開されます。

これまでデヴィッド・ボウイにまつわる映画、たびたび公開されてきましたが、この作品はデビッド・ボウイ財団 初の公式認定映画となっていてデビッド・ボウイが保管していた膨大な量のアーカイブから厳選に厳選を重ねた未公開映像の数々、そして、40曲に及ぶデビッド・ボウイの楽曲で構成された圧倒的なボリュームの作品となっています。

デビッド・ボウイ大好き!というあなたも、名前は知っているけど そこまでは、、、というあなたも今一度、デビッド・ボウイというアーティストについておさらいしてみましょう。

1947年、イギリス・ロンドン生まれ。

本名、デヴィッド・ロバート・ジョーンズ。

15歳で初めてバンドを結成し、67年にデビッド・ボウイ名義で初のアルバムをリリースし、その2年後には「Space Oditty」で注目を集めます。

72年にリリースしたアルバム『Ziggy Stardust』でグラムロックのイメージを作り上げ、グラムロックのスターとして今に至るまでその名を世界中で知られています。濃いメイクやファッションなど、印象的ですよね。その後もどんどんスタイルを変えながら作品を発表し、1970年代以降、「デヴィッド・ボウイの影響を受けていないミュージシャンはいないと言っても良い」と言われるほどの存在となっています。

そんなデヴィッド・ボウイの軌跡を世界各国で行われた多数のインタビューやライブ映像とともに映し出す、この作品。監督はニルヴァーナのカート・コバーンのドキュメンタリー映画を手がけたブレット・モーゲン。デヴィッド・ボウイ財団が持つ全ての映像を2年かけて全て観てこの映画を構成。音楽プロデュースを務めるのはデヴィッド・ボウイのプロデュースもしてきたトニー・ヴィスコンティ。そして、クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞を受賞した音響技術者ポール・マッセイも制作に参加しています。編集もかなりアートでサイケでロックしています。   

そんな映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』。あなたの好きな、ニルヴァーナが、ベックが、Foo Fightersが、レッチリが、そう、無数の著名アーティストが愛し、カバーしたDavid Bowie.亡くなった年のGrammyでは、前夜祭にベックとフーファイのデイブ・グロールとクリス・ノヴォセックが、そして授賞式ではLady Gagaと、伝説にヒット曲、"Let's Dance"をボウイと制作したナイル・ロジャースが10曲のメドレーでボウイのクリエーターとしての生涯を祝しました。ぜひこの映画でデビッド・ボウイの圧倒的な独創性、創造性に魅せられてください。IMAX&Dolby Atmosでのご鑑賞をおすすめします。

1983年10月のDavid Bowie日本武道館でのSerious Moonlight Tourを見た私からのお願いです。

映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』は、今日から公開です。