今朝は、今日から公開、この作品をピックアップ。
「フリー・ガイ」
デッド・プールシリーズの俳優 ライアン・レイノルズの最新作。今回の舞台はなんと、ゲームの中。なんでもありの世界で、一体何が起こるのか？
監督を務めたのは、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』や『ナイトミュージアム』シリーズなどを手がけた、ショーン・レヴィです。
ストーリーをご紹介しましょう。この物語の主人公・ガイは、現実の世界では絶大な人気を誇るオンライン・ゲーム「フリー・シティ」のモブ、（その他群衆～背景）キャラとして、代わり映えのしない毎日を送る青年です。（主人公ですがモブキャラ...ややこしいです。）
もちろん、彼にとってはゲームの世界が現実、全てなので自分がモブキャラ、という自覚はありません。毎日 朝起きて、飼っている金魚に挨拶。熱々のコーヒーを買って、勤め先の銀行に出勤します。
すると、そこにサングラスをかけ、武装したヤツが強盗にやってきます。そう、この世界ではサングラスをかけているヤツは強盗をはじめ街を爆破するのも何をしてもOK！サングラスをかけているか、かけていないか、それが大きく左右します。
ガイは毎日、勤め先を強盗に襲われるけど、誰も怪我はしないし、無事に帰れる。恋人はいないけど、毎日満足。でも、ある出会いが彼を変えます。
『このままではダメだ、自分もサングラスのやつにならなきゃ。』
ゲームのモブキャラの1人でしかないガイですが、彼はゲームの中で勝手に一念発起、実際のオンラインゲームのプレイヤーのように自分のレベルを上げていきます。でも、彼はもともとゲームのモブキャラとして"いい人"なんです。
他のサングラスのプレイヤーのように銀行を襲ったり、誰かを攻撃したりするなんて彼にはできません。だから、彼は自分なりにできることをしてレベルを上げていくんです。 "いい人"として。
この世界のプレイヤーに、"いい人"なんて存在しないので実際のオンラインゲームの一部、そしていずれ多くのプレイヤー達はありえない方法でめきめきレベルを上げていくガイに驚愕し、虜になっていきます。そう、憧れる子どものまで現れます。
しかし、そんなゲームの世界に危機が迫ります。ガイは自分の世界を救うことはできるのか...。
そんな映画、『フリー・ガイ』。
ゲームの世界に突如現れたキャラ、ゲームの世界でのモブキャラ、本来はプレイヤーの世界を彩る背景でしかないキャラが、自分の意志を持ったらどうなるのか？そもそも意志って何なのか？それは自分の生きる道を自分で決めること。いやあ、環境が、能力が、財力が揃ってないと何もできない。そんな諦めが実は皆を檻の中に閉じ込めていることを教えてくれます。
だって、ゲームの世界に自分自身の意志を持ったキャラがゲームの世界に革命を起こしてくれるんですから、あなたも変えられるはず。あなたの人生はあなたが主役なのです。
映画『フリー・ガイ』は、Ｔ・ジョイPRINCE品川ほかで 今日から公開されます。お出かけの際は、感染防止対策、お願いします。