映画「カポネ」

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アメリカの伝説的なギャングスター、アル・カポネ。『スカーフェイス』、『アンタッチャブル』など、カポネのことを描いた作品はたくさんありますが、この映画で描かれているカポネは ちょっと違います。最晩年の、まるで別人のようなカポネです。そのアル・カポネを演じたのは、トム・ハーディ。ストーリーをご紹介しましょう。血も涙もなく、誰からも恐れられていた悪名高きギャング、アル・カポネは長い服役期間を終え、フロリダの大邸宅で暮らしています。

カポネにかつての面影はなく周りには愛する妻のメエをはじめとする家族や友人がいて静かな隠居生活を送っています。そして、カポネは 認知症をわずらっていて、不可解な行動を繰り返しています。

しかし、そんなカポネを、FBIは 今も見張っています。 なぜなら、カポネの病気を 『仮病』だと にらんでいるから。その仮病による奇行で、隠し財産1000万ドルのありかを隠している、と考えているんです。

気づけば、自分のドクターや友達にまでこんなことを言われるようになります。『その金はどこにあるんだ?』

誰も信じることができないカポネは追い詰められ、こう思います。

『どいつもこいつも スパイに違いない』

そして、、、とんでもない行動に出ます。隠したとされる1000万ドル。果たして、それは本当に存在するのか。

そんな映画 『カポネ』。この作品の見どころを宣伝ご担当、長友清顕さんが 教えてくれました。

なんといっても、トムハーディーの怪演というか本当に演技がすごくて、内容自体もどこから現実で、どこからが空想かってわかりづらかったり、彼の行動が本当にただ単にボケているのか、それとも何か裏があって、そうやって言ってるだけなのかっていうのが、この演技によって本当に見てる側もどっちなんだろうと思いながらずっと見続けられるという、作品になってます。 なのでやっぱりトム・ハーディの演技っていうのが一番の見どころかなと思います。

トム・ハーディ、撮影のたびに、4時間かけてメイクしたとか。「現実」と「カポネの頭の中」を行き来する演出でまるでカポネの視点を体験できるような作品。悪名高かったアル・カポネは鳴りを潜め、病に苦しむ姿。トム・ハーディの怪演、お楽しみください。

映画『カポネ』は、来週、2月26日、T・ジョイPRINCE品川ほかで公開されます。お出かけの際は、感染防止対策、お願いします。