映画「ノッティングヒルの洋菓子店」

ロンドンのNo.1シェフとも言われるヨタム・オットレンギ率いる人気のデリカテッセン「オットレンギ」が全面協力!!美味しそうなお菓子が所狭しと並ぶベーカリーが舞台の作品が公開となります。ストーリーをご紹介しましょう。
ロンドン・ノッティングヒル。
長年、修行を積んできたパティシエのサラと、親友のイザベラ。2人は夢だった自分たちの店をようやくオープンすることが決まりますが、オープンの前に、サラが交通事故で星になってしまいます。『パティシエのいない店はオープンできない。ましてや私1人でなんて...』
そんなイザベラの元に1人の女性がやってきます。彼女は亡くなったサラの娘、クラリッサ。
『お店をやろうよ!あなたと私と、私のおばあちゃんで。』
クラリッサは絶縁状態だった祖母のミミも巻き込んで、お店を始めるために動き出します。
しかし、パティシエがいないままではベーカリーはスタートできません。そんな中、1人の男性がパティシエ希望として店を訪れます。彼は昔、サラと付き合っていたマシュー。製菓学校時代にサラとイザベラと一緒に学んだ旧友です。マシューはミシュラン二つ星レストランで活躍するスターシェフ。心強い味方かと思いきや、マシューにも何か思惑があるようで...。果たして、サラが夢見ていたお店は実現できるのか。
映画 『ノッティングヒルの洋菓子店』。この作品の監督、エリザ・シュローダーさんがこの作品で描こうとしたテーマはどんなことなのでしょうか。宣伝ご担当、倉林実央さんが教えてくれました。
監督がお母さまを数年前に亡くしたということがあって、『死』をテーマに描くことにしたそうです。死者に敬意を持ちながらもその思い出が新たな生命力や希望を生み出すということ、そしてお菓子が人を幸せにしてくれるものだということを伝えたかったと言ってました。 サラは亡くなってはいるんですが、常に登場人物みんなそれぞれのそばにいて励ましてくれてるような感じなんです。やっぱりサラの影をみんな感じつつお店をやっていて、自分の悩みとかもたくさんあったのを、少しずつそれぞれのキャラクターが乗り越えていくというところも、この映画の見どころになってますね。
サラは亡くなってしまいますが、4人ともサラを想うことでひとつになっていきます。何より、彼らのベーカリーの名前は『LOVE SARAH』。(この作品の原題はここからとって、『LOVE SARAH』です。)また、この作品は世界中の郷土菓子が登場します。ラトビアのクリングル、イタリアのパンフォルテ、オーストラリアのラミントン、そして、日本の抹茶ミルクレープ。お菓子で国を表現しつつ、お菓子で世界を旅します。
サラが、お菓子が繋ぐ人々の心。
ぜひ、劇場でご覧ください。そして、見終わった後は美味しい菓子でもいかがですか?
映画『ノッティングヒルの洋菓子店』は、今日から公開です。
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