
映画 「ハニーボーイ」
『ワンダー 君は太陽』や『クワイエット・プレイス』などで注目を集めた15歳の俳優、ノア・ジュプが主演。父と息子が紡ぎ出す物語『ハニーボーイ』が公開となります。父親を『トランスフォーマー』シリーズのシャイア・ラブーフ。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズやシンガーソングライターのFKAツイッグスも出演しています。
ストーリーをご紹介しましょう。ハリウッドで活躍する若手俳優オーティス。(ルーカス・ヘッジズが演じています)子役の頃からの努力もあり、毎日撮影で忙しくしています。ハリウッドのトップスターです。
しかし、オーティスは、そんなある日、飲酒運転をしてしまい交通事故を起こしてしまいます。もともとアルコールに頼る生活をしていたこともあり、更生施設に送られるオーティス。そこで驚きの診断をされます。
『PTSDの兆候がありますね。』
そんなバカな。PTSDとは過去の出来事が心の傷となり、時間が経っても何度も思い出したり当時と同じ恐怖を感じたりすること。心当たりがないオーティスは、この原因を探るため、これまでの思い出をノートに書き出すことになります。
オーティスが子供の頃。(この子供の頃を演じるのが、ノア・ジュプです)子供時代、、、それは、子役として働きつつ、父・ジェームズと2人で暮らした思い出が全てです。ステージパパのジェームズは感情の起伏が激しく、何かあるとオーティスに当たる毎日。
父に振り回されたくない、でも逃げられない。父にとって自分は一体、なんなのか、、、。
そんな映画 『ハニーボーイ』。この作品の監督、アルマ・ハレルさんのコメントが届きました。
『Honey Boy』では、親の傷が子供に受け継がれることが描かれています。父親と息子の関係が、物語の核となるテーマです。私は監督としてこの映画を制作するにあたって、多くのことを成し遂げたいと思いました。最高の演技を引き出したい、しっかり時間をかけて、映画の中心テーマを描き出したいと思ったんです。人と人とのあいだで交わされるやりとりや関係と、それぞれの登場人物を 瞬間瞬間 とらえていきました。オーティスが育った映画の世界を、正確にとらえることがとても重要だと考えました。ステージや映画の撮影現場が、彼にとって自分の思いを表現する場所になったということを描きたかったんです。
『PTSDの兆候がある』と言われてしまうほどのトラウマをオーティスに植え付けてしまう父・ジェームズ。お互い 想っているのに すれ違ってしまいます。
オーティスと父・ジェームズの親子...その物語はどこへ向かうのか?結末をぜひ見届けてください。