「和紙キャンドルガーデン Tohoku 2019」

多摩美術大学の学生さんたちが中心になって開催するイベントです。東京ミッドタウンで、あすから始まります。「和紙キャンドルガーデン Tohoku 2019」

多摩美術大学の学生さんたちは、この一年、14回にわたって東北へ行き、岩手、宮城、福島で、合計42の市町村を訪ねました。そこで東北のみなさんに、震災当時のこと、さらに、今の想いを 和紙に つづっていただいたんです。福島県 南相馬市の特別養護老人ホームで暮らす男性の方は、『忘れません、あの日の思い』。

和紙につづられた思いの数、2500。この和紙を筒形に丸めてキャンドルのスタンドにして展示します。「和紙キャンドルガーデン Tohoku」は、あすから3月11日までの午後5時から午後9時まで、東京ミッドタウン広場で開催。入場は無料です。

映画 『スパイダーマン : スパイダーバース』

先日、発表された 第91回 アカデミー賞で、長編アニメーション部門を受賞! これまでのスパイダーマンシリーズと違って実写ではなく、アニメです。主人公は、アフリカ系アメリカ人とヒスパニック系の血をひく少年マイルス・モラレス。~スパイダーマンが、こうした少数派の人種なのは、初めてです。ニューヨークで暮らすマイルスは、おじさんのアーロン(声は、『グリーンブック』のマハーシャラ・アリが演じています)と、ある場所で壁に絵を描きます。グラフィティ、ですね。そして、そこで、、、クモに刺されます、、、

~そうです、、、これによって、あの能力を持つようになるんです。そして、ある日、マイルスは、(ニューヨークですでに活躍していた)スパイダーマンが、キングピンという敵に殺されるところを目撃します。マイルスは、スパイダーマン こと ピーター・パーカーのお墓の前で途方に暮れます。 なんで死んじゃったんだよ。すると、、、そこに、ある男が現れます。それは、、、死んだはずのスパイダーマンこと、ピーター・パーカー!(えぇ!?)闇社会に君臨するキングピンが、特殊な装置で時空をゆがめたことによって別の次元=ユニバースで活躍していたピーター・パーカーがこの世界に来てしまったのです。ただ、このピーター、無精髭に だらしない下腹、くたびれた中年男なんです! そんな二人の元に、中年ピーターと同じように別のユニバースからスパイダーマンが集まってきます。マンガのようなキャラクターだったり、日本のアニメのようなキャラだったり、、、いろんな仲間がやってきます。彼らはキングピンの野望を阻止することができるのか??そんな映画『スパイダーマン : スパイダーバース』。監督が、この作品で伝えたかったことはどんなことなのでしょうか?宣伝ご担当、ハート・アンド・ハートの山中佐知子さんが明かしてくれました。

『誰もがスパイダーマンになれる!』っていうのがあって、最初、マイルスは本当に自信のない男の子で、この子スパイダーマンとしてやっていけるのかな?って見てる方もマイルスくんを見て思うんですけど、ひとつひとつの成長が『ありえないでしょ!』って感じではなくて、段階を踏んでいくところもあるんですが、最後のクライマックスシーンにいたると"いや、私ももしかしたらスパイダーマンになれるかも"っていうのを感じさせてくれるっていうのが、きっと見る前は信じられないと思うんですけど。

マイノリティの少年が、最初は自信がないところから成長していく姿、確かに勇気がわいてきます。そして何より、映像のすごさ。最先端のCGアニメーションツールと、手描きのアニメーションの技を組み合わせているそうで、どのシーンにも必ず、手描きのタッチが残っているんですね。実写の背景のなかを、アニメのキャラが動いているような感じも。ちなみに、ひとりのアーティストが1週間かけて仕上げるのはわずか2秒のシーン。この映像、そしてサウンド、ぜひ劇場で感じてください!