「BENTO おべんとう展 食べる つどう つながるデザイン」

あすから開催。「お弁当」にまつわる展覧会が、あす土曜日から、上野の東京都美術館で始まります。展覧会は、発酵についての研究をされている

'発酵デザイナー'小倉ヒラクさん制作のアニメーションでスタートします。 このアニメーション、音楽は、ゴーイング・アンダーグラウンドの松本素生さんが担当されています。ちなみに、7月29日(日)の朝9時45分からと11時からは小倉ヒラクさんと、ダンスユニットflep funce!(フレップファンス)によるダンスワークショップもあります。こちらは公式サイトで事前申し込み制となっています。「お弁当が生み出すコミュニケーション」に注目した展示では、テレビ番組『サラメシ』で 全国各地の さまざまな職場をたずね、人々が食べる「お弁当」を撮影している写真家、阿部了さんの写真が展示されます。美術家の小山田徹さんは、小学生の姉が 保育園に通う弟のために お弁当の指示書を書き、それを元にお弁当を 父親の小山田徹さんが作ってこられたんですが、、、 そのアーカイブ写真を展示。そのほか、予定されているプログラムについては、公式サイトでスケジュールをご確認ください。 番組サイトからもリンクを張ります。「BENTO おべんとう展 食べる つどう つながるデザイン」はあすから10月8日まで、東京都美術館で開催されます。

映画『悲しみに、こんにちは』  明日 公開     

スペインの作品です。監督であるカルラ・シモンが実際に体験した実話を元に作られたひと夏の、少女の物語。

主人公は6歳の女の子、フリダ。彼女は、家族と一緒にバルセロナで暮らしていましたが、ある病気が原因で 両親を亡くしてしまいます。フリダは、叔父夫婦に引き取られることが決まり、カタルーニャの田舎町に引っ越すことになります。叔父のエステバと叔母のマルガ、そして、幼い従姉妹のアナと新たな生活をスタートしたフリダ。3人はフリダに優しく話しかけ、特に従姉妹のアナはフリダのことをまるで姉のように慕います。でも、、、フリダは 新しい環境になじむことができず、なかなか彼らといい関係を作ることができません。これまで両親に甘やかされて育ったフリダは、わがままに振る舞い叔母のマルガに よく思ってもらえないことも しょっちゅう。そんな中、新しい家族との距離がさらに開いてしまうような出来事が起こります。フリダは、両親の死を乗り越え彼らと本当の家族になることはできるのでしょうか。そんな映画『悲しみに、こんにちは』。見どころを、宣伝ご担当、太秦の斎藤慈子さんが教えてくれました。

少女2人の自然な演技だと思います。監督の子どもを撮る演出力というか、日本のマスコミ試写でこの映画を見たライターさんからは『是枝監督のような子どもに対する演出力があって素晴らしい!』という声が多くて、子どもを撮るってすごく難しいことなんだと思うんですけど、子どものドキュメンタリーかなと思うくらい自然に表情やセリフを引き出していて、その点がすごく評価さているのかなと思います。

ドキュメンタリーかと思うくらい自然な表情って、すごいですね。ちなみに、監督は、フリダとアナを演じた子には 台本を渡さず、その都度 セリフの雰囲気を伝えて 言葉を引き出したり、カメラをすえ置きにして 演技を意識させないなど工夫をして撮影したそうです。美しいカタルーニャの夏。悲しみを抱えたフリダが過ごした 特別な夏。ぜひ、フリダの心の動きを劇場でご覧ください。