映画「ブラック・スキャンダル」あす公開
ジョニー・デップ主演。最近のジョニー・デップのイメージとは全く違います。彼が演じるのは、実在したギャング。しかも、FBIが、最重要リストの2番目に載せていた人物です。1番目は、オサマ・ビン・ラディン。その次に恐れていた、という人物。ボストンのギャングの親玉、ジェイムズ"ホワイティ"バルジャー。薄い髪は、白く輝く金髪。だから、ニックネームは、ホワイティ。舞台は、1970年代のボストン南部。犯罪がはびこるやばい地区。そんな街で育った幼なじみのバルジャー、コノリー、ビリー。バルジャーは、ギャングに。ジョエル・エドガートンが演じるコノリーは、F.B.I捜査官に。ベネディクト・カンバーバッチ演じるビリーは、政治家になります。FBIのコノリーが、バルジャーに話を持ちかけます。「お前が敵対しているイタリア系のマフィアの情報をくれないか?そのかわり、お前のやっていることは見逃してやる」ギャングのボスが、FBIと つながちゃってるんです。 この関係がどんどんエスカレートしていきます。しかも、幼なじみの政治家ビリーも そこにからんできます。つまり、ギャングとFBIと政治家が手を組んだのです。
映画のキャッチコピーは、「FBI史上 最も黒い闇」。
実際に起きた事件をもとに作られた映画「ブラック・スキャンダル」。レオ・エンタープライズの 城子なつ実さんはこの映画のジョニー・デップについて、こう語ります。
このビジュアルでまずみなさんビックリされるとおもうんですけど、本当にギャングのボスということで、頭が薄くなった感じでさらにお歯黒なんですね。なので笑うときとかも、今までのチャーリーとチョコレート工場とかで見せていた柔らかい感じのジョニー・デップではなくて、怖くて震え上がってしまうようなジョニー・デップです。
当時のボストンの街を再現するためにセットには徹底的にこだわりました。電話ボックス、映画の中で重要なカギを握っている電話ボックスの作り込みにも注目してください。映画「ブラック・スキャンダル」は、あす土曜日公開。
「村上隆のスーパーフラット・コレクション」展 開催
現代美術家の村上隆さん。六本木ヒルズのキャラクターを作り出したアーティストですね。現在、森美術館でも大規模な展覧会が開催中です。そんな村上隆さんが集めてきたほかのアーティストの作品を一同に集めた展覧会が あすから横浜美術館で始まります。
もともと 東京藝術大学の日本画で 博士号を取得されている村上さん。縄文土器や、江戸の絵師、曽我蕭白の絵、北大路魯山人の器など 東洋美術を集めてきました。そうかと思えば、アンディ・ウォーホル、篠山紀信さん、奈良美智さんを始め、自身の活動に影響を与えてきた現代美術も熱心に収集。コレクションの数は 5000点にも及ぶと言われています。その中からジャンル、国籍、スタイルごとに分けることなく、フラットに400点が選ばれ、展示されます。村上隆さんの脳内をのぞき込むような展覧会になる、とのこと。
「村上隆のスーパーフラット・コレクション」展は横浜美術館で あす土曜日から4月3日まで開催。