映画「シーズンズ 2万年の地球旅行」きょう公開

氷河期の終わりから、現代までの2万年の地球の変化を動物の視点でとらえたネイチャードキュメンタリー『シーズンズ 2万年の地球旅行』。監督は、『WATARIDORI』、『オーシャンズ』のジャック・ペランとジャック・クルーゾ。冒頭、冬の風景が写し出されます。一面の雪。ここでナレーションが入ります。

「2万年前、北半球の大部分は、氷に覆われていました。 過酷な環境に耐える トナカイや じゃこう牛」

目をこらすと、吹雪のむこうに、トナカイの姿が見えます。そして、じゃこう牛も。

これ、本当に冒頭の少しのシーンなんですがここまでだけで、「え?どうやって撮影したの?」と思ってしまう映像です。カメラは動物たちのくらしを、動物と同じ目線でとらえていきます。たとえば、音に敏感なオオカミたちに警戒心を持たせないため、撮影スタッフは「無音の電動バギー」を作って臨みました。時には動物たちに気付かれないように真っ白な服装で、 周りの雪や氷に同化して、ひたすらカメラを構えました。こうしてできた映画「シーズンズ 2万年の地球旅行」。映画のみどころについて、宣伝担当、ピー・ツーの牧野咲耶子さんは こう語ります。

今回「シーズンズ 2万年の地球旅行」ではいろんな動物が出てくるんですけども、実は以外と見たことがある動物が多く出てきたりはするんですね。それこそオオカミだったり、クマとかリスとか。なんですけども実はそんな身近な動物たちの以外な行動だったり、知らなかった秘密ですかね。そういうものが集まっています。例えば、リスがどんぐりを食べるんですけど、リスがどんぐりを食べるというあの生態も実は地球環境にすごく関わっている。あと、クマが登場するんですけど、実はクマの天敵は実はクマだというそんなことがわかるような部分もあったりというものなので改めてそういう動物たちのそういう知られざる顔と私たちとどうやってこのあと一緒に共存、一緒に生きていくのかということについても少し考えをあたえてくれるような作品になっています。

「かつて、ここには、野生動物が暮らす広大な森があった。人間達は何をした?まだ間に合う、自然は耐えている。 彼らと手をむすび、ともに歩いていこう」そんなメッセージも込められた映画「シーズンズ 2万年の地球旅行」。きょう公開です。

「世界遺産 キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」展

英国式庭園の植物を描いた絵画の展覧会、「イングリッシュ・ガーデン展」。汐留のパナソニックミュージアムで あすから始まります。イングリッシュ・ガーデンとは、まるで手つかずの自然のように意図的に植物を配置して作り上げた庭園のことを指します。それらの植物は、英国で自生するものというよりは、古くは16世紀、異国からエキゾチックな新種の植物を持ち帰り、研究のためにイギリスの土地に植えられてきました。そしてこうした植物を 資料として残すために研究者や画家は植物画を描いてきたのです。

「イングリッシュ・ガーデン展」では、イギリスのキュー王立植物園が所蔵する植物画のほか、植物をモチーフにした家具やデザインまで、およそ150点を展示。

会場には、絵に描かれた植物の香りを再現して、その中で鑑賞するという仕掛けも!「世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」展は、あす土曜日から3月21日まで、汐留のパナソニックミュージアムで開催です。