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僕、絵本やイラストのお仕事もしていまして、そのイラストのモチーフとして、鳥を描くことが多いんです。

ちなみに、日本で見られる鳥類はおよそ600種、世界には、およそ1万種の鳥類が生息している、と言われています。まだまだ知らない鳥がいっぱいいるんですね!

そこで、このコーナーでは、「世界の鳥事情」と題して、2つの国・街の番組通信員の方に、お話を伺います。

●オーストラリア・メルボルン在住の小林純子さん

Q1 オーストラリア、鳥類の固有種の数が世界第2位なんだそうですね?

A1 オーストラリアに珍しい鳥が多いのはやはり何万年もの長い間、他の大陸から孤立していたためだそうです。

独自の生態系が保たれて、進化の過程で他の地域にはみられない独自の種類の鳥が多く誕生したことから約830種類もの鳥類が生息し、そのおよそ45%がオーストラリア固有の鳥で、世界の鳥類の10種に1種がオーストラリアに棲息してるという驚異的な多様性を有しています。

日本では野生のインコやオウムを街中で普通は見られないと思いますが、ここオーストラリアでは都会の中でもどこでも普通に見かけることができます。

Q2 では、オーストラリアのみなさんに親しまれている鳥というと?

A2 オーストラリアでは、「レインボー・ロリキート」と呼ばれる大変カラフルな色のインコや、「ロゼラ」と呼ばれる赤や青、黄色などの鮮やかな色のインコが街中で頻繁に見られて、人々に親しまれています。

また日本のカラスのようにオーストラリアの町中でよく見かけられる「マグパイ」と言う黒い鳥がいます。

真っ黒ではなく、黒と白のツートンでくちばしは白くて、カラスよりも一回り小さいサイズです。

Q3 そのほか、日本では見かけない珍しい鳥を教えてください。

A3 日本では見かけられないですが、当地ですとどこにでもいる鳥といえば「コカトゥー」がいます。

コカトゥーは後頭部に黄色に伸びた羽が生えていて体は真っ白い大きなオウムです。

Q 見かけない鳥、他にもありますか?

次に日本では見かけられないものの、当地では郊外の山岳地方に行くと必ず見られる「クッカバラ」と呼ばれているカワセミがいます。

まるで大きな笑い声のような鳴き声なので、ワライカワセミと呼ばれています。

Q4 オーストラリアの珍しい鳥、さらにあるそうですね。

A4 あと、メルボルンには生息していないのですが、オーストラリア北東部のクイーンズランドには「カソワリ」という、鮮やかな青い長い首に頭の上に硬くて大きな茶褐色のトサカを持つ大型で飛べない鳥が生息しています。

ダチョウ、エミューに次いで大きな鳥です。首筋が赤く、体全体は黒い毛に覆われています。硬いトサカは自然の森林の中でヘルメットの役目や暑い熱帯雨林で体を冷やす役割をしているそうです。鳥というよりは恐竜を想像させる鳥で絶滅危惧種の1つです。

●インドネシア ジャカルタ在住で、ミュージシャンや俳優など幅広くご活躍の、加藤ひろあきさん

鳥類の固有種が世界第1位のインドネシアです。

Q1 まず、インドネシアの国鳥になっているのは、どんな鳥なんですか?

A1 インドネシアの国鳥は、ジャワ島固有のタカ「ジャワクマタカ」です。

その姿はインドネシアの国章にも描かれている神話の鳥「ガルーダ」のモデルとも言われ、1993年に国鳥に指定されました。

ジャワ島にのみ生息する希少な大型のタカで、額から後頭部にかけて伸びる長い冠羽が特徴です。

しかし、森林開発による生息地の減少や密猟などの影響で、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「絶滅危惧種(Endangered)」に指定されています。

Q2 ところで、インドネシアでは、鳥を飼う文化があるそうですね?

A2 インドネシアでは昔から鳥を飼う文化が根付いていて、僕の住む地域でも、一軒家の軒先に鳥かごが掛けられている光景をよく見かけます。

ペットとしてはセキセイインコなども人気です。

Q3 そして、インドネシアには鳥の鳴き声を競うコンテストがあるとか?!

A3 鳥コンテスト(Lomba Burung)、またはさえずりコンテスト(Kontes Burung Berkicau)と呼ばれるものもあり、飼育されている鳥の鳴き声の美しさを競う大会です。

Q どんな審査が?

審査では、鳴き声の質や音色、さえずりのリズム、声の大きさ(音量)、レパートリーの豊富さ(さまざまな鳴き方ができるか)、鳥の姿勢や動き(パフォーマンス)、さらに体つきや羽毛の状態などが総合的に評価されます。優勝するとバイクなどがもらえたりもするので、馬鹿にできません。

Q4 では、日本では見かけない珍しい鳥を教えてください。

A4 まずは、スラウェシ島にだけ生息する固有種「マレオ」、和名では「セレベスツカツクリ」です。

親鳥は卵を自分で温めず、太陽熱や火山の地熱で温められた砂浜や温泉地の近くに穴を掘り、そこへ卵を埋めて自然に孵化させます。

さらに、この鳥は基本的に一夫一婦制とされ、つがいで協力して巣穴を掘ることでも知られています。

硬派ですね(笑)

自然の力を利用して子育てをする、とてもユニークな鳥です。

Q 他にはどんな鳥がいますか?

もう1つは、パプア地域にのみ生息する極楽鳥「チェンドラワシ・ウィルソン」、和名「カミノフウチョウ」ですね。

とにかく全身が色とりどりでスタイリッシュ、「インドネシアの宝石」とも呼ばれたりもする、世界で最もカラフルな鳥の1種です。

カミノフウチョウはしっぽがクルクルしているのも特徴的ですね!