
3月7日は「メンチカツの日」なんだそうです。関西では「ミンチカツ」と呼ぶこともあるようで、3をミと読み、そして、7(しち)との語呂合わせで「ミンチ」の日、ということ。
私、メンチカツ大好きなんです!メンチカツが大好きな私も満足できそうな揚げ物、海外にもあるのでしょうか?
今日のこの時間は「世界の揚げ物事情」と題して、2つの国の番組通信員に、お話を伺います。
⚫︎オランダ・アイントホーフェンにお住いの山本 直子さん
Q1 オランダには揚げ物料理がたくさんあるんですって?!
A1 オランダ人は揚げ物が大好きです。どの街にも必ずフライドポテト専門店がありますし、揚げ物のスナックが食べられる「スナックバー」もあります。揚げ物の自動販売機もよく見かけるんですよ。
Q2 揚げ物の自販機があるんですか?!メンチカツのようなものは、ありますか?
A2 メンチカツに似ている「クロケット(Kroket)」があります。これは、肉を細かくしたものをブイヨンなどで煮込んでとろみをつけたラグー(ソース)を揚げたもので、日本のメンチカツよりクリーミーで、食感はどちらかというと日本のクリームコロッケに近い感じです。形が長細い棒状になっていて、皆さんこのままマスタードをつけて食べたり、パンにはさんで食べたりしています。レストランやカフェのメニューにもよく入っていて、ランチやディナーとしてナイフとフォークで食べるケースもありますし、スナックバーで買って、手で食べながら歩いている人もよく見かけます。
Q3 ほかに、オランダで人気の揚げ物というと?
A3 ひき肉ソーセージを揚げたフリカンデール「(Frikandel)」というものも人気があります。これはちょっとジャンキーな感じの揚げ物で、スナックバーで買えます。プレーンのものもあれば、ここに玉ねぎのみじん切りとマヨネーズ、そしてカレーソースをどっぷりかけて 食べる「フリカンデール・スペシャル」というのもあります。
Q4 ソーセージまで揚げちゃうオランダ、素晴らしいですね!あと、お肉以外の具材の揚げ物もあるんですよね?
A4 肉以外では、白身魚を揚げた「キベリング(kibbeling)」というフリッターも定番です。これは各地で開かれる市場に出る魚屋で揚げたてを食べるのが美味しいです。
⚫︎中国・北京在住のライター、斎藤 淳子さん
Q1 中華料理には揚げ物料理もたくさんありますが、日本のメンチカツのような揚げ物、中国にはありますか?
A1 豚のひき肉を小さめの団子にして素揚げしたものが北京料理にあります。名前は(ガンジャー・ワンズ)。ただ、サイズは親指先位の小さなものです。そのお肉には、柔らかめの八丁味噌に近い味噌か、中国山椒(花椒・ホアジャオ)と塩のブレンド塩をつけて食べます。揚げ物なので、ビールなどにはよく合います。
Q2 見た目は、居酒屋で出てくる軟骨の唐揚げっぽいですけど、 ひき肉を揚げたものなんですね。パクパクいけちゃいますね。さて、中国でメジャーなの揚げ物というと何でしょうか?
A2 鳥の唐揚げなどは割とメジャーですね。中国の場合は五香粉と呼ばれる5つのスパイスを粉末にした混合スパイス(スターアニス(八角)、花椒、シナモン、クローブ、フェンネルなど主に5種類)に漬け込んで、割と硬めのガッチリした衣をつけて揚げて、更に好みで鷹の爪の一味やクミンシードを振りかけて食べます。
Q3 中国の唐揚げは複雑な味がしそうですね。ほかに、揚げ物料理、どんなものがありますか?
A3 四川料理の「(ラーズジー)」は、骨付き鶏肉を小さめの一口サイズに切って揚げたものを唐辛子と花椒・ホアジャオいっぱいの鍋でニンニク、生姜、ネギと炒めた料理です。こちらでは唐辛子が安いので大量に使います。ほとんど唐辛子の中から小さな鳥肉を掘り出して食べる感じで、ビリビリに痺れるピリ辛料理です。
Q4 汗かきそうですね!でも美味しそうです。おやつ感覚で食べられる揚げ物もありますか?
A4 北京の庶民のおやつには「揚げ餅(中国名は炸糕・ジャーガオ)」というのがあります。日本のコンビニの肉まんくらいの大きさで、材料は大福に硬めの衣をつけて揚げたようなおやつです。ただ、こちらの小豆餡はほんのり 甘いだけで、日本の大福に使われる和菓子のあんこのようなしっかりした甘さはありません。逆にその分、たくさん食べられます。これは外はガリっとしていて、柔らかい餅の層をつき抜けると、中の小豆はほんのり甘いおやつです。大きさは、りんご半分位あって、結構大きいので一つ食べたらかなり腹持ちは良いです。冷めても衣がガリっとしていて餅部分は柔らかいのでイケます。もちろん熱々はさらに美味しいです。