「ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック」は、大会16日目が終わり、残すところ3日となりました。
フィギュアスケートペアで、大逆転で金メダルに輝いた「りくりゅう」ペアをはじめ、日本の選手たちの活躍もあって、とても盛り上がっていますよね!
日本のメダル数は史上最多記録を更新し、現在「 」個!今回の冬季オリンピックには、世界90以上の国と地域からおよそ2900人のアスリートが出場していますが、出場選手が多い国と、そうでない国もあります。
そこで、今回の冬季オリンピックへの出場選手が多い国と少ない国の国内での盛り上がりをチェックしたく、2つの国・街の番組通信員の方に、お話を伺います。
⚫︎アメリカ ロサンゼルス在住 / リーソル・ウィルカーソンさん
出場選手が232人で最多のアメリカです。
Q1 アメリカでは、冬季オリンピック、当然盛り上がっていますよね?
A1 IOCと放映権契約を結んでいるNBCがストリーミングを本格的に取り入れたことで、視聴者数の拡大や主要競技への盛り上がりにつながっている点は、私も本当に大きいと感じています。
特に若い世代はビデオ・オンデマンド・サービスの「Peacock」などで自由に視聴できる環境が整ったことで、これまで以上にオリンピックを身近に感じているように思います。
Q2 アメリカ国内で特に、人気の競技・種目というと?
A2 人気競技については、やはりフィギュアスケートが強いです。NBCのフィギュア解説者であるタラ・リピンスキーさんとジョニー・ウィアーさんが、同じくNBCの人気リアリティ番組「The Traitors」に出演していることもあり(フィギュアとは全く関係ありませんが)、そこから視聴者が流れている可能性もあると思います。フィギュアスケートのイリア・マリニン選手やアリサ・リウ選手のような若くてインパクトのある選手たちが、Z世代を中心に強く支持されています。中でも最もスポットライトを浴びているのは、やはりイリア・マリニン選手だと思います。 テレビでもSNSでも特集が組まれ、どこを見ても彼の話題が出ている状況です。
Q3 マリニン選手、シングルでは8位、残念でしたね。そのほか、フィギュア関係ではどんな盛り上がりがありましたか?
A3 オリンピックをよりドラマチックにしているのが、やはり選手たちの人間的なストーリーです。マキシム・ナウモフ選手が、2025年1月の悲劇的な飛行機事故でご両親を亡くされた後、男子団体の金メダル獲得に貢献し、その演技を両親に捧げた場面は、アメリカ中が胸を打たれる瞬間でした。競技結果だけでなく、こうした背景があるからこそ、多くの人が感情移入しているのだと思います。
Q4 フィギュアのほかに、アメリカで注目されている競技・種目は?
A4 そのほか、スノーボードやアイスホッケーも人気が高いですし、意外なところではカーリングがかなり注目されています。自宅でカーリングの真似をする「カーリング・チャレンジ」がSNSでバイラルになっていて、ちょっとした現象になっています。
⚫︎ジャマイカの首都キングストン在住 /長瀨 玲子さん
長瀬さん、ちょうど4年ぶり、同じテーマでのご出演です。ご無沙汰しております!
Q1 今回の冬季オリンピック、ジャマイカは、アルペンスキーに1名、ボブスレーに5人の計6人が出場とのことですが、ジャマイカ国内では盛り上がっているのでしょうか?
A1 テレビのモーニングショーやスポーツニュースなどで選手が出演し、インタビューを受けていたりします。スポーツバーでは始終 冬季オリンピックを店内で流しています。ウサイン・ボルトが経営するレストランで、試合を見て応援するのが最も人気で盛り上がります。また、顕著なのがおみやげ屋さんで、ジャマイカボブスレーのイラストのTシャツやキャップなどのグッズが多く見られます。ドレッドロックス(ボブマーリーのようなヘアスタイル)をした選手がスレッドに乗っているイラストです。普段からクールランニンググッズはジャマイカ土産として人気ですが、冬季オリンピックの時期はクール・ランニングのグッズが増えます。
Q2 ジャマイカ国内でのテレビ中継やネット配信はどうなっていますか?
A2 ジャマイカ国内でのテレビ中継は、ケーブルテレビのチャンネル「ラッシュスポーツ」が公式に放送していて、ライブ放送、遅延放送、ハイライト、デジタルコンテンツを提供しています。また、ジャマイカの民放局テレビジョン・ジャマイカ(TVJ)でも、開会式や、ボブスレーなどのジャマイカ代表チームの動向を報道しており、ケーブルテレビで契約していなくても、地上波やYouTubeで見られます。
Q3 アルペンスキーのヘンリ・リバースイブ選手は途中棄権だったそうですが、ボブスレーのこれまでの結果は??
A3 モノボブ(女子一人乗りボブスレー)出場のミカ・ムーアは14位でした。2日間にわたる4回の走行を通して安定した成績を残し、特に最終4回目で初めて1分を切るタイム(59.92秒)を記録しました。 この14位という成績は、ジャマイカのボブスレー競技における過去最高記録(1994年リレハンメル大会の男子4人乗り14位に並ぶ) となる快挙でした。男子2人乗りは最終22位でした。
Q4 男子4人乗りはこれからですが、期待がかかりますね!
A4 映画『クール・ランニング』で知られる1988年カルガリー五輪以降、ジャマイカのボブスレーは冬のオリンピックにおける名物チームとして国際的にも注目されています。冬のないジャマイカにとって、雪国で行われるボブスレーへの挑戦は、物理的・環境的な壁を乗り越える姿として、国民から熱い視線と大きな誇りを持って応援されています。ただジャマイカ人の中には、面白おかしく取り上げられることをよしとしない意見もあり、成績を上げて、今回こそ14位の記録を破ってほしいと期待しています。