きょうを入れて、今年もあと6日となりました。新しい年を迎える準備はできていますか?

年末といえば、大みそかに「年越しそば」を食べる風習がありますよね。地域によっては年を越す前に「おせち料理」を食べることもあるそうです。

20251226c01.jpgほかにも、きょうの「鍋クリック」で僕が推している「すき焼き」や、お寿司を年末に必ず食べる、という方もいらっしゃるかもしれません。

ところで、海外でも、このように年末によく食べる料理や食材ってあるのでしょうか?

この時間は「世界の年越し食事情」と題して、2つの国・街の番組通信員の方に、現地の事情を伺います。

●オーストラリア・メルボルン在住小林純子さん

Q1  オーストラリアで、年末にみなさんがよく食べるものというと・・・?

A1  年末は夏なので、クリスマス後ビーチハウスなどに長期に滞在する家族は多いです。そこで屋外でビール片手にバービー(BBQのことです)といった食事の機会が多くなります。オーストラリアの多くの公園にはピクニックテーブルと無料の公衆BBQ施設が整っている他、自宅にBBQを持っている家庭がとても多いです。ちなみに、公衆のBBQ施設は誰も使っていなければ自由に使って良いのですが、使用後は汚れて焦げた鉄板をきれいに洗って元通りにしておくという決まりがあります。

Q2 年末のBBQでの定番の具材というと??

A2  バービーで食べるものというと、当地ではスナグと呼ばれるのですが、ソーセージや、牛のステーキやバーガー(ハンバーグのことです)、ラムチョップ、チキンなどが定番です。ソーセージは炒めてキャラメル色になった玉葱と一緒に食パンに挟んで食べることが多いです。スナグサンガ(サンドイッチの意味)とかソーセージサンガと呼ばれています。ソーセージの中の肉の種類も豊富で、スーパーでも牛肉のみ、豚肉のみ、牛豚合挽きはもちろん、ラムソーセージやチキンソーセージなど手軽な金額で購入することが出来ます。また、シーフードではエビが多いです。

Q3  BBQ以外で、年末によく食べるものってあるのでしょうか?

A3  メレンゲを焼いたパブロバという白い生地の上に、マンゴーや、ストロベリー、ブルーベリーといったベリー物や、桃や杏などのストーンフルーツなどと生クリームを乗せたデザートです。パブロバの中は柔らかく外はサクサクとした食感です。クリスマスのデザートとしても当地の定番です。

Q4 ちなみに、オーストラリアではカウントダウンはどのように過ごす方が多いのでしょうか?

A4  大きな都市ではカウントダウン花火が上がるので、実際にそれを見たり、テレビで見たりする人が多いです。若者はカウントダウン・パーティーに出かけたりする人も多いです。

Q5  なみに、小林さんはどのように過ごされる予定ですか?

A5  今年の大晦日はメルボルンの自宅で家族みんなで年越しそばを食べてから、夜中にはメルボルンのカウントダウン花火を自宅近くの公園の丘の頂上からみる、ないしはテレビでシドニー・ハーバーのカウントダウン花火をみてから寝る。そして翌朝は日本食材店で手に入れておいたおせち料理を重箱に綺麗に詰めてみんなで食べる。それにお雑煮やお汁粉も食べる予定です。日本にいるのとほぼ変わらないですね。笑

 今回は、「世界の年越し"食事情"」と題して、

 番組通信員の方にお話をうかがっています。

⚫︎フィリピン・マニラ在住 / 澤田 公伸さん     

Q1  フィリピンでは、年末に必ず食べるものはありますか?

A1  年末の12月31日の夜の食事は特に、Media Noche(メディアノーチェ=真夜中)と呼ばれます。よく食べる物としましては、

 ①長寿を願うことから長い麺を使ったフィリピン風やきそばの 「パンシット」

 ②お祭りやお祝いの際によく食べられる、子豚1頭をじっくりと炙り焼きした「レチョン」などがあります。

Q2 それぞれ、どんな味わいなんでしょう?

A2  パンシットは肉、野菜、エビなど具だくさんで、醤油や魚醬、オイスターソースなどを使って中華麺を具材と一緒に炒めて味付けしますが、フィリピンの柑橘類であるカラマンシーを最後に絞って味を調えますので、酸味とうま味が合わさった あっさりとした焼きそばです。レチョンは子豚の皮が飴色になって パリパリとやや硬くなり、中のジューシーで柔らかい豚肉と一緒にこの皮も食べると、一口で違う食感を楽しめます。

Q3  そして、何やら、縁起をかつぐための珍しい習慣があるそうですね?

A3  フィリピンでは丸い形や丸いデザインは「豊穣や繁栄、富を象徴する」ものとして縁起が良いとされています。特に年末には12種類の丸いフルーツを用意することが多いのですが、これは「1年の12カ月のそれぞれの月において豊穣や富が得られるようお願いする」という意味だと言われています。

Q4 ちなみに、12種類、どんなフルーツを食べるのでしょうか?

A4  多いのはやはり、リンゴやオレンジ、ブドウやマンゴー、 パイナップルや、ドラゴンフルーツ、レモンやキーウィ、 グレープフルーツやサポジラ (干し柿のような味のするメキシコ原産のフルーツ)などでしょうか。 他にもパパイヤやスイカなど、フルーツが豊富なフィリピンではすぐに揃います。

Q5 ちなみに、フィリピン(マニラ)ではカウントダウンはどのように過ごされる方が多いのでしょうか?

A5  フィリピン、特にマニラ首都圏ではカウントダウンの際にはこれまで邪気を追い払うために花火や爆竹を 大量に鳴らす習慣がありました。しかし、火薬の量が多い強力な爆竹を誤って爆発させて負傷したり、亡くなったりする子どもや親も多く出たため、最近では爆竹の使用を禁止する自治体が増えています。その代わりにあらかじめ決められた区画内で花火を上げることが推奨されているほか、大きな自治体や商業施設などではカウントダウン向けの打ち上げ花火大会を開くケースも増えています。いずれにせよ、カウントダウンでは大きな騒音を立てることが縁起が 良いとされますので、花火に加えて、「トロット」と呼ばれるプラスチック製のラッパを鳴らし、さらに家にある鍋などを叩いて、大きな音で新年を迎えます。