さて、おとといは「美容室の日」でした。なぜ、12月13日が記念日になったかというと、12月は美容室に多くのお客さんが訪れる月であること、そして、13日は1と3の文字をギュッとくっつけるとBeautyの頭文字「B」になることから、なんだそうです。(なかなかの力技ですね・・・(笑)!)さて、海外の美容室って、日本との違いはあるのでしょうか?この時間は世界の「美容室事情」と題して2つの国の番組通信員の方にお話を伺いましょう。

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●アルゼンチン・ブエノスアイレス在住 右下 量三さん     

Q1 アルゼンチンの美容室・美容院ですが、予約や料金など、システムについて教えてください。

A1 予約:たいていの美容院では、事前に予約を入れなければならないし、人気店などは特に必要です。そうでなければ、前通って少なかったら入れます。料金:金持ち地区は高いし、そうでないところもありピンキリです。日系の美容師さんもいて少し高いと思います。現在、美容院は「カット+洗髪」なら6000ペソ(およそ2300円)~20000ペソ(およそ7700円)が相場。カットのみなら半額。理髪店はもっと安いです。

Q2 マッサージなど、+αのサービスについてはどうですか?

A2 アルゼンチンの美容室ではマッサージはない。洗髪は日本の方が丁寧だし、顔に水がかからないようにタオルか紙を顔に当ててくれますが、こちらでは、それはないです。

Q3 そのほか、美容室・美容院でアルゼンチンらしいところは?

A3 アルゼンチンの美容院に関連して、多くの女性は、きれいで見栄えのする美容院に行くだけでなく、社交的な目的で頻繁に行きます。つまり、近所の美容院に行って、美容師や近所の人たちとおしゃべりを楽しむのです。美容院はおしゃべりや社交の場で、そこでのおしゃべりを通じて、近所の様子を知ったり、時事ニュースをキャッチしたりすることも多いとか。日系人の美容室は日本の美容室のように待ち時間、コーヒーのサービスあり。アルゼンチン人の美容院も日本の美容院もお客さんが色々噂が好きだし、おしゃべり好きだから、美容師さんは聞き役です。それは世界中女性相手の店は同じだと思います。また、その、日系美容院に通っていた知り合いの話では、お年寄りの客が結構多くて、自分で髪の毛を洗わないそうなんです。アルゼンチンの良き時代の方たちです。なので週末にお出かけのためにセットや洗髪に来る人が多く、美容院は大忙しみたいです。髪の毛、毎日洗わないんですね。

●韓国・ソウル / ヤン・ジョンミさん

Q1 まず、システムですが、韓国の美容室・美容院の予約はインターネットが主流ですか?

A1 相変わらず電話で予約する場合もありますが、今はスマートフォンで予約する人が圧倒的に多いです。特に携帯電話で前払いや追加料金なしでヘアデザイナーのプロフィールをみて決めることができます。携帯で予約すると、ポイントや割引特典があったり、写真付きのレビューをアップロードするとお店の広報にもなるので、お店側からレビューを求めてイベントを実施したり、若者はそれをうまく活用したりもしてます。

Q2 料金はおおよそ、どのくらいでしょうか?

A2 女性は日本円で平均3千円前後、男性は女性より2割くらい安く、大体2千円前後のところが多いです。シャンプー付きの値段なので日本よりは少し安く感じられると思います。

Q3 かなりリーズナブルないん生ですね!美容室のマッサージなど、+αのサービスはありますか?

A3 韓国ではシャンプーの時、ちょっとした頭皮マッサージや肩をもんでくれたりするサービスを無料で提供するのが一般的です。また韓国の美容室ではパーマやカラーリングをするときに時間がかかるので、コーヒーや飲み物(+お菓子と一緒に)をサービスしたりします。ヘアカットの場合は、お店が忙しかったり早く終わって飲める時間がなかったりすると、テイクアウトできるようにするなど、様々なサービスも提供しています。

Q4 日本をはじめ、世界の若者の間で韓国のファッションや美容が人気ですが、外国からのお客さんも多くなっているのでしょうか?日本で一時期話題となった「カリスマ美容師」のような超有名な美容師さんはいたりしますか?

A4 韓国ではパク・ネジュさんという男性ヘアデザイナーがいますが、BTSとかEXOのヘアスタイル担当でとても有名になった人です。今、清潭洞(チョンダムドン)のビッアンドブッ(BIT&BOOT)というヘアメイク専門サロンを運営していますが、メイクは女性アイドルも多く担当しているので、日本や海外からの観光客がK-POPアイドルのヘアメイクを求めて体験しにくるところで有名です。実際、つい最近も日本からアイブのチャン・ウォニョンメイクを体験しに来た日本のお客さんがいたそうです。