さて、きょう4月15日は「東京ディズニーランド」開園記念日です。開園したのが39年前の1983年ということで、来年が40周年なんですよね。さて、ここでクイズです。世界でディズニーのテーマパークがある都市はいくつあるでしょうか？
・・・答えは６つ！
アメリカはカリフォルニアとフロリダの２つ、フランスはパリ、香港、中国は上海、そして日本（千葉）の６都市なんですね。ということで、この時間はディズニーのテーマパークがある２つの国を結んで、ディズニー以外のテーマパークについて、お話を伺ってみましょう。
●アメリカ・ロサンゼルス在住 / 手島 里華さん
Q1 ロサンゼルス近郊にはテーマパークがたくさんありますよね？
A1 アナハイムにある世界初の「ディズニーランド・パーク」、お隣の「カリフォルニア・アドベンチャー」を始め、ハリウッドには「ユニバーサルスタジオ」、ロサンゼルスの南には「レゴランド」、「Sea World」、絶叫マシーンだらけの「Six Flags Magic Mountain」など、遊び場所には事欠かないエリアです！
Q2 そんな中、カリフォルニアには、かなり歴史の長いテーマパークがあるとか？
A2 1940年開業のテーマパーク「ナッツベリーファーム」です！名前にあるように、実は1920年代、ここは農場だったんです。ベリー農園を営んでいたナット夫妻が新しい品種のベリー栽培に成功して大人気に！
農園のお隣で営業していたカフェで、そのベリーで作ったパイを提供したところ大行列が出来たので、お待たせしているお客さんたちが楽しめる事は何かないかという事で、アトラクションを設置したのが始まり。
ナット夫妻はアトラクションを設置する際、西部開拓時代の雰囲気を出したいという事で、わざわざお隣アリゾナ州から本物のゴーストタウンの建物を移設したそうなんです。今でも残っていて、５つに分かれた園内のうちの一つは『ゴーストタウン』という名前がついていて、1880年代の西部の街がリアルに再現されています！入場料は日本円で約8000円です。
Q3 その「ナッツベリーファーム」にはどんなアトラクションがあるんでしょうか？
A3 絶叫系の乗り物があります！その名も『ゴーストライダー』！木で組まれた13ものアップダウンがあるコースを、金鉱を走り抜けるトロッコのような形をしたコースターが走り抜けます。木製のジェットコースターとしては 世界一の長さと高さとスピードがあります。
現在はスヌーピーの公式テーマパークでもあって、園内の至る所にかわいいスヌーピーと仲間たちの人形が飾られています。園内は５つのエリアに分かれていて、その中のひとつ『キャンプ・スヌーピー』では、スヌーピーのアトラクションやショーが楽しめます。
約40あるアトラクションのうち、ジェットコースターやウォータースライダーが10以上あるので、かわいいスヌーピーのエリアあり、絶叫系の乗り物ありと、子供から大人まで楽しめるテーマパーク。
Q4 逆に、カリフォルニアで新しいテーマパークというと？
A4 3月62日にオープンしたばかりなのが、シーワールドのお隣に誕生した『セサミプレイス・サンディエゴ』。日本でも知られているアメリカの教育テレビ番組『セサミストリート』をテーマにしています。
すでにセサミプレイス第1号は1980年にフィラデルフィア郊外にオープンしていて今回は第2号。西海岸では唯一となります。
園内にはまさに、あの！123番地のバート＆アーニーのアパートの壁と近隣の街が再現されてまして、まずはみんなここで記念撮影をします。園内にはテーマ別に7種類の乗り物があって、ビッグバードやクッキーモンスター、アーニーやバーとのライブショー、パレードもありますし、インスタ映えしそうな写真撮影スポットもあります。入場料は日本円で約9500円です。
●中国・北京にお住まいの、斎藤 淳子さん
Q1 北京といえば、以前、日本のアニメキャラクターのにせものがたくさん登場することで話題になったテーマパークがありましたよね？
A1 石景山遊楽園ですね。やせ細ったドラえもんや、ひげがチョリチョリのキティちゃんなどで日本のお茶の間を賑わしていましたが、今では、オバマ大統領も愛読したという世界的ベストセラーのSF小説、『三体』をテーマにした３Dショーなどハイテク系のショーや「本物の」アニメショーなどにシフトしています。中国のこの15年の急速な変化を物語っているかもしれません。
Q2 そのほか、北京の人気のテーマパークといえば？
A2 万里の長城のふもとにある最近の滞在型テーマパーク「古北水鎮」。東京ドーム9個分の広さの水路のある村を丸ごとレジャー施設として明・清朝時代の村を再現したテーマパークです。
村に入る際に入場料がかかり、入村後、水郷を船で移動し、万里の長城の司馬台を上ることもできます。
古い民家の建材を使って、わりと真面目に再現しています。この辺が一昔前の中国の信号機カラーのテーマパークと少し違う。超人工的で、安くもないが、写真はインスタ映えする。
8000円の民宿から38万円のホテルまで。今はコロナでピリピリしているのでホテル代はこの金額ですが、通常はこの倍の金額です。
Q3 去年、「ユニバーサル・スタジオ・北京」がオープンしたんですって？
A3 中国の人の評判は良いです。「一回行く価値はある」とたいていの人が言っています。開設直後はものすごい込み具合で乗り物は1，2時間待ち当たり前、「ここで立ち止まらないで下さい」というアナウンスが有ったらしいが、2週間前の平日に行った友人は一番人気のジェットコースターもすぐに乗れたと言ってたので、今は平日は大丈夫のようです。週末や連休は相変わらず混んでいます。
入場券は高いです。そして、極めて資本主義的（金さえ出せば特別扱い、日本でもこういうシステムなんでしょうか？）今は元のレートが上がっているので、日本円換算だとかなり高い。一番安い平日チケットでも約10,000円。週末だと14,000円、で待たずに何度でも乗り物に乗れる「快速」パスを買うとさらに9,500円。よって、週末に行って、並ばずに乗れるパスを使った場合14000+9500＝23,500円になる計算！
北京市副市長が担当する副都心開発の一貫として政府の肝いりプロジェクト。新たに地下鉄７号線を引いて、その終点駅。第二期には今の倍に拡大し、現在1日1万人の入場者を11万人まで増やすとのこと。