「レジ袋有料化」の動きが加速しています。今月、環境省は、スーパーやコンビニでのプラスチック製レジ袋の無償配布を禁止する法令を速やかに制定したい、と表明。また、きょうから開催される「G20大阪サミット」でも、「海洋プラスチックごみ対策」が大きな議題になるようです。この時間は、世界の「レジ袋事情」について、アメリカとフランスに電話をつなぎお話を伺います。

20190628f01.jpg

アメリカ ロサンゼルス リーソル・ウィルカーソンさん

JK ロサンゼルスは環境問題への意識が高いように思えるのですが、レジ袋は使っていますか?

A カリフォルニア州は2017年からプラスチックバッグが禁止になっています。来年の3月からはニューヨークもプラスチックバッグの禁止がスタートします。世界でプラスチックバッグを一番使うのはアメリカです。

JK 日本は世界2位...ちなみに、プラスティックバッグが一番消費されるのは、どんなシチュエーションですか?

A アメリカで一番使ってる場所はスーパーとレストランです。2014年にはアメリカは 1000 億のバックを使いました。そして大体アメリカの家族は一年に 1,500のプラスチックバッグを使います。環境保護庁によりますと、このままでは、2050年までは海の中は魚より、プラスチックが多いと予想しています。

フランス パリ ドゥヴィアンヌ園子さん

JK プラスチックバッグ(レジ袋)、フランスではどういう状況でしょうか?

A プラスチックバッグが禁止されたのが2017年1月。これは使い捨てプラバックの全面禁止で50ミクロン以上の厚みの丈夫なプラバッグは使えます。コストがかかるのでスーパーでは有料で売っています。魚屋さんや肉屋さんは無料でこの手のプラバッグを出しています。