男性のみなさん、出歩く際に、どんなカバンをお持ちですか?日本はトートバッグを使われる方も多い印象ですが、実は海外ではあまりいないんだそうです。そこで今日は、ちょっとニッチなテーマですが、「男性のバッグ事情」をチェックします。アメリカとイタリアに電話をつなぎお話を聞きます。

アメリカ合衆国・ニューヨーク 津山恵子さん

JK ニューヨーク、ウォールストリートなど、映画を観るとビジネススーツ姿の男性は手ぶらのイメージがあります。アタッシュケースを持つ人もいると思いますが、日常で見かけるビジネスマンのみなさんは手荷物はどうしているのですか?

A バッグの種類は、所得の高低、人種によっても様々。

アパートが、電車の高架線駅に面しているので、人々の持ち物の違いがよくわかる。

高所得層になるにつれ、日本人ビジネスマンのような薄いビジネスバッグが多くなる。ただ、日本のように黒一色ということはなく、ブランドやデザインはさまざまで、アウトフィットと共に、個性の主張になっている。

日本に帰国すると、頭から靴まで黒っぽいことに驚かされるが、ニューヨークの男性のバッグの色はさまざま。

JK 機能一辺倒ではなく、バッグにもアイデンティティをだそうということですか?

A 逆に、ヒスパニックやアジア系の移民など、中低所得層になると実用的なバックパックが圧倒的に多くなる。中には、ランチ代をセーブするために、お弁当なども入っているため、大きなバッグになる。

若い人になると、最近は、キャンバス地のバッグを肩から下げているのが目立つ。そこに書かれている絵に自分の主張があって、オンラインなどでこだわりを持って探している。

また、ニューヨーカーという高級雑誌があるが、それを定期購読するとトートバッグがもらえるので、これを下げている人も多い。ニューヨーカーを読んでいるというステータスになるからだと思う。

また、環境問題への意識が高いので、マイボトルやエコバッグを持ち歩いている人が増えている。これも、ステータスの一つ。スーパーに行った際、レジ袋をもらわずに、エコバッグや肩にかけていたトートバッグに買い物を入れるようにしている。

ニューヨーク州では、レジ袋が来年以降禁止になるので、ちょっとした買い物を入れられるバッグを持ち歩くというのは、ますます定着していくとみられる。

JK そうでした!いいことですね!

イタリア・ミラノ 奥村裕嗣さん

JK 雑誌からの刷り込みになりますがミラノのファッショナブルなビジネスマンは、荷物は持たず手ぶらのイメージがあります。

A 中年のスーツ着た男性のうち、ビジネスマンはほとんど手ぶらで持っているとしたらスマホで、なおかつ電話してますね。あと弁護士、医者はそれぞれのバック持っていますね。その他の中年層はショルダーバックが多くて、概して小さく、必要最小限(身分証明書はもっていなければいけない)の物をいれる。