最近、大手コンビニチェーンやスーパーを中心に、人手不足対策のため「セルフレジ」の導入が進んでいますよね。お客が自分でバーコードを読み取って電子マネーで会計。「セルフレジ」、90年代、アメリカのスーパーマーケットに導入されたのがはじまりだと言われていますが・・・今朝は、そんなアメリカと、香港に電話をつなぎ、現地のセルフレジについてお話を伺います。

アメリカ、ロサンゼルス在住のリーソル・ウィルカーソンさん

JK アメリカでの買い物では、セルフレジの導入は進んでいますか?

A いまアメリカもセルフレジは流行ってますよ!ターゲット、ウォルマート、たかスーパーのチェーン店では一番見かけますね。でも使う人はまだ少ないですね。私は良く使いますよ!アメリカのレストランも少しこのテクノロジーを使い始めました。例えば、レストランのテーブルにタブレットがあって、食べ終わったら、そのタブレットで支払いできるシステムはあります。やっぱりこんな感じのセルフレジは一番便利です!

香港在住の富柏村さん

JK 中国ですから、セルフレジが進んでいそうなイメージがあります。

A 香港は20年前に導入されたオクトパスカード、非接触型の公共交通機関カードが普及しています。これで地下鉄やバスの他、日常の買い物までとても便利。中国はアリババのAlipayWeChatPayモバイル決済が日本より10年以上先をいっており、路上の物売りから金銭を恵む行為までモバイル決済されている。

そういう状況ではセルフレジもかなり普及しそうだが意外と、そこまでいっていない。まだ小売店などレジなどマンパワーの確保ができているからだと思う。雇用の機会の創出にもなるから。

それでも香港で見るかぎり、日系も含めスーパーマーケットではセルフレジが普及しつつある。これはレジがかなり混雑しているので数点の買い物でお急ぎならセルフレジへどうぞ!という流れ。セルフレジの場合、万引きや未決済防止のセキュリティも重視されるが、香港ではスーパーマーケットでは「顧客の良心を信じて」かレジの通過は緩い。どうしても万引きや未決済のロスもあるが、有人レジを置き従業員を雇う場合のコストと比較すると、という見方もあるようだ。