このコーナーでは、世界各地の番組通信員と国際電話でマルチにコネクト。時事問題から生活実情まで、世界中の視点を並列して探ります。電車やバスでの移動中、スマホでゲームをしている方、多いですよね。いつでもどこでも気軽にプレイできるので、暇をつぶすのにはもってこいですよね。テレビでも、スマホ用ゲームのコマーシャル、よく目にします。ところで、海外でもスマホのゲームは流行っているのでしょうか?今朝も2つの国に電話をつなぎ、現地の「スマートフォンゲーム事情」についてお話を伺います。

アメリカ ロサンゼルスのリーソル・ウィルカーソンさん

JK アメリカでスマートフォンでのゲーム需要は高い?

A スマートフォンを使ってのゲームは大人気です。例えば CANDY CRUSH SAGA, POKEMON GO、 SUPER MARIO は両方ともベテランゲームだけど、まだとても人気です!去年一番人気ゲームはPUGB でした。(これはテレビ番組ロストのゲーム盤みたいなかんじです。)勿論 FORTNTEも大人気ですね。別世界をすごく感じることができる、SQUARE ENIX のゲーム。例えば FINAL FANTASY, DRAGON QUEST私も最近スマフォゲームをやっていますが、ちょっと普通のゲームじゃなくて、ワードパズルです。

JK それいいですね!勉強になる。

A 最近アメリカの大人・ビズネスマンとかはワードパズルやっていますが、その理由はマインドの遊びとより強い記憶になるためのものです。この"大人用"のゲームもすごく増えています。ポーかとか、スクラブル、sudokuとか。私はよく飛行機に乗っていますが、隣の人がずっとゲームをやっているのをよく見かけます。

フィンランド エスポ―の遠藤悦郎さん

JK スマートフォンでゲームをする人は多いですよね?

A フィンランドでもスマートフォンのゲームは人気です。私自身はほとんどゲームはしないのですが、中学生の息子に聞いたところ、周りでもいくつか流行っているスマートフォンゲームはあるとのこと。今はBrawl Stars(ブロウルスターズ/ブロスタ), Clash Royale(クラッシュロワイヤル/クラロワ)が人気。どちらもフィンランド発のゲームで、クラッシュオブクラン/クラクラやヘイデイで日本でも有名なSupercell (スーパーセル)社のもの。upercellはフィンランドを代表する世界的なゲーム開発会社で、一時ソフトバンクグループが傘下に収めたこともあり日本でも話題になりました。広い世代という意味では、今でも結構ポケモンGOをやっている人を見かけます。

JK  みなさんがスマートフォンをデバイスとしてゲームをしているということですか?

A 本格的なゲーム好きな人たちは、どちらかというとスマートフォンではなく、ゲームコンソール(プレイステーション、XBOXなど)を好むようです。本格的にゲーム道を突き進むと最近話題の、eスポーツの世界になります。(コンピュータゲームをスポーツとして戦うプロの世界。ショーアップされた大会が開かれ、スポンサーがついたり巨額の賞金がかかる)性能を強化したゲーム用PCが使われていますので、ちょっとスマートホンとは遠い存在。ではスマートホンのゲームはというと、もっとライトな一般のゲーマーが多い印象です。日本と違うフィンランドの特徴としては、ユーザの年齢層がかなり低い事かもしれません。何しろ小学校1年生から、全員が何らかのスマートフォンを持っているのが当たり前なお国柄。もともとノキアを生んだ国で小学生から携帯は全員持っていたのですが、それがそのままスマートフォンにシフトしたという感じです。そのため、子供のスマートホン利用は、単に利用を規制をするのではなくどうやってそれを付き合っていくか、教育的社会的なメリットをどう伸ばしていくかという点にシフトしているのが日本と違いそうです。ちょうど今回「グーグルがサブスクリプション(定額制)のゲームサービスSTADIA を始めると発表したニュースに関連するとフィンランドからも面白いサービスが登場しています。世界を席巻したアングリーバードを生んだRovio社から生まれたスタートアップ企業Hatchという会社がスマートホンに特化した定額制のストリーミングゲームプラットフォームを提供していて、ちまちまアプリごとに買うのでなく、定額で、たくさんのゲームを自由に楽しめるというもの。最近日本市場ではドコモとの提携を発表して、5Gの高速通信時代を見据えて。googleもHatchも目指しているのは、ゲーム界のNetflix。