日本では毎日のように、テレビや新聞、SNSなどで「今日の運勢」・・・占いが発表されていますよね。必ずチェックする!という方も多いかと思いますが、海外のみなさんもこのように占いを気にするのでしょうか?星占い以外にも世界にはたくさんの占いがあると思います。今朝は、イタリアとインドに回線をつないで、お話伺います。

イタリア フィレンツェ 小泉真紀さん

Q  イタリアの方は占いを気にするのでしょうか?

A  占い好きです!イタリアの占いというとまずは、星占い。いわゆるホロスコープです。朝のニュースの星占いに始まり、新聞でも今日の運勢は必ず載っています。雑誌、週刊誌にも星占いは必ずコーナーであるのは日本と同じですね。初対面の人にも、あなたは何座?と聞いたり、何座でしょ?と当てっこしたりもします。詳しい人は上昇宮は何?とか聞いてくることも。血液型は自分のものさえ知らない人が多いのに。

占い師も道端の占い師からプロの占い師まで色々いますが殆どがカード占いです。Cartomante(カルトマンテ)という日本のトランプの大きさで図柄はトランプともタロットとも異なるものを用います。タロット占いも盛んで現存する最古のタロットカードは15世紀半ばのイタリアのものだとか。こうした占い師の被害にあった人もいます。

ただ、風水はまだあまり知られていないので、家を探している時に北はどちらか聞いても良くわかっていない不動産屋や大家が多く、私は磁石を持って行って方角を見ていて変な顔をされていました。(こちらはどちらの方角かとか、あまり気にしないんですよねえ)

JK 日本ではなじみのない変わった占いもあるのですか?

A 他に変わった占いは、Bibliomanza(ビブリオマンツァ)という本占いで、聖書などの本を目を閉じて無造作に選んだページから占うというもので、友人のイタリア人はQui Gongという、日本で言う易の本を使って占っていました。それにも近いのですが、ナポリにはSmorfia(スモルフィア)という夢占いがあり、夢に出てきた内容や物に対応する数字をスモルフィアという辞書のような本から見つけて、運勢を解いていくというもので、その数字で宝くじを買う人も多いと言われています。

インド ムンバイのハリー・チェンさん

Q インドの方、10億人以上いるので千差万別でしょうが、占い気にしていますか?

A インド人占い大好き。結婚相手も、仕事選びも、旅先も、占いに頼る人が多い。インド財閥のホテル王に紹介していただいた僕にもインド人の専属占い師がいる。その占い師は運が良い人しか占いをしないと言う。占い師も運の良い人を選ぶと!

Q 日本は星占いがもっとも人気かもしれません。インドではどんな占いがあるのですか?

A インドではアジャンタの葉と言う占いもあるが、主流は手相と誕生日と時間からの占い。アジャンタの葉はその人の今の人生と過去も全て書かれれいる葉っぱがある、と。一人一人に葉っぱがある。葉っぱに文字がびっしり、それを読んでくれる。もちろんタロットもあり、面白いのは鳥のオウムがカードを引くのもある。

Q 男女問わず占いに関心があるのですか?

A 男女両方占いに気にする。最近は恋愛から生まれる「Lovemarriage」も増えているが、やはり13億人の国ではお見合い結婚「Arrangedmarriage」が主流。そこに必ず占い師が相性を見るとのこと。また、株を投資するべきかの投資占いもある。もちろん使う使わないのは自己責任。面白い言い伝えがある。1億円の資産を持つ人は占いを信じないが、大富豪=10億円の資産を持つ人は完全に占いを信じるとか。