2018FIFAワールドカップロシア」閉幕しましたね。決勝トーナメント、日本vs ベルギーの瞬間最高視聴率は、深夜にも関わらず関東地区で42.6%を記録。多くの方が、ご自宅でテレビ観戦された、ということですよね。さて、サッカーやスポーツ観戦のおともに手放せないのがスナック菓子。海外でも、テレビを見ながらポリポリ・・・というのは一般的なのか?そして、どんなスナック菓子が人気なのか?けさも2つの国の通信員に電話をつないでお話を伺います。

「スポーツや映画を観ながら、お菓子を食べることは一般的ですか?」

スウェーデン マルメ 丹呉由紀子さん「はい」

アラブ首長国連邦 ドバイの金子家暢さん「はい」

●スウェーデン マルメの丹呉由紀子さん

Q スウェーデンでも、映画やスポーツを見ながら、スナック菓子に手が伸びるんですね?

A はい。王道は、やはりポテトチップス、オストボーガーと呼ばれる日本で言うチートス、そしてポップコーンです。袋サイズも巨大で、皆さん、カロリーを気にしながらも映画やお酒のお供に欠かせないアイテムだと言えると思います。日本ですと、いろんな種類の味があるように思いますが、スウェーデン人はその辺りとても保守的です。ポテトチップスで言うと、一番人気がサワークリームオニオン、乳製品とジャガイモとの組み合わせ、ポテトグラタン?的な味がお好みのようです。以前、大手スナック会社がインド風味と称してピーナッツクリームとコリアンダー、チキンカレー味のチップスを発売したようですが、さっぱり売れなかったようです。

Q ポテトチップスはOKでも、コリアンダー、チキンカレーというアジアテイストは受け入れられないと。日本では脂分を半分カット、というスナックもありますが、スウェーデンでもこうした健康志向を意識したお菓子は人気ですか?

A 健康志向スナック菓子では、カロリーの低いポテトチップスや根菜チップス、えんどう豆で作られたビーンチップス、などもよく見られます。また、ナッツ類のアーモンドやピーナッツ、カシューナッツもヘルシーなスナックとして多く受け入れられていて、カシューナッツの輸入量はなんと、ここ18年の間に、年間65トンから3000トンに増えており、スウェーデン人のナッツ消費量の多さが伺えます。

●ドバイ 金子家暢さん

Q ドバイでも、スナック菓子を食べる習慣はあるとのことですが、

A スナック菓子ですが、多くの方が親しまれて居り、30年以上親しまれているようなブランドもあります。歴史のあるスナックOMAN CHIPSと呼ばれ、ご想像お通りドバイのものでなく隣国であるオマーンのものですが、昔から親しまれています。これはポテトチップスですが、半分に割ったコッペパンにマヨネーズを塗り、その上にこのチップスを砕いたものをふりかけ、さらにそれにまた古くから親しまれているタバスコのようなソースをかけた食べ物が人気です。

Q ポテトチップスがアラブに入ってくると順応していくんですね。驚きです。

A 最近はレイズやドリトスと言ったグローバルブランドも嗜まれていますね。そして、注目すべきは近年日本のブランドも入って来ていることです。たとえば巷ではカルビーのエダマメフレーバーのスナック菓子をみかけます。なお、エダマメは当地でよく知られた日本料理の食材のひとつです。また、こちらでは日本では誰もが知るうまい棒も入って居ります。これは実は当方の友人が当地にて代理店を行なっているのですが、この友人は日本におそらく50回以上訪れているほどの日本フリークで、その日本好きが高じてうまい棒を販売するに至ったのです。