きょうから6月。結婚式が多い月ですね。なれそめは?友人の結婚式で出会った!?という方もいるかもしれませんね。今は、SNSなど、インターネットをきっかけに出会う方もいると思いますが、やっぱり、リアルな場での予期せぬ出会いに、トキメキを感じます。海外のみなさんは、どんなところで出会うのでしょう?けさも2つの国の通信員に電話をつなぎ、現地の男女の出会い事情についてお話を伺います。

「ソーシャルネットワーキングサービス以外でどんなところで男女の出会いは生まれるのでしょう?」

ドイツ ミュンヘン シッター由香さん

「ホームパーティ」

イタリア フィレンツェ 小泉真樹さん

「広場」

●ドイツ ミュンヘン シッター由香さん

Q ドイツのみなさんに対する偏見ですみません。硬派なイメージが強くて、出会いを求めているように思えないんです。

A 一概には言えないがドイツ人は大体シャイで奥手。バーなどで気に入った相手に声をかけるということもなかなか稀です。というか、そういう目的で夜遊びしてる人自体少ないような。そんなドイツ人にとっての出会いの場は、なんといってもホームパーティー。

ドイツでは自分の誕生日は自分で企画して人を呼んでお祝いするのが主流です。招待された人は特に了解を得ずにたまたま時間のあった友達や兄弟を連れて行くのも普通で、そこで知り合った人は、初対面とはいえ共通の知り合いがいる者同士ぐっとハードルが下がり、話しのきっかけも作り易いのでしょう。

Q ホームパーティね!なるほど。ドイツといえば、ビールを介して親しくなるのかと思いました。

A  あ、もちろんそれありです。

私が暮らすミュンヘンでは毎年オクトーバーフェストというビール祭りがあり、老若男女伝統衣装を着てひたすらテントで朝からビールを飲みます。

宴もたけなわになると近くに居合わせた人と肩を組み歌を歌い誰でもみんな友達、みんな恋人化...。まさに出会いの場です。お酒の力を借りて普段の奥手さを穴埋めしているかのよう。

また、地元でサッカーの試合がある日は、サポーター達はかなり熱が入りチームのユニフォームを身に付けてどんちゃん騒ぎをするので、同じチームを応援してると分かれば誰彼構わず突然ハイタッチして乾杯など珍しいことではなく、そういった場がロマンスの始まりになる事も少なくないようです。

Q わかります、その気持ち。日本人男子は...ドイツ人女性の恋愛の対象になるのでしょうか?

A 日本人男性とドイツ人女性のカップルはよく見かけるのでばっちり恋愛対象だとは思います。ただ男性に尽くされることに慣れているドイツ人女性の目には、日本人男性の言動はマッチョに映りがちなようです。ミュンヘンはヨーロッパで言わずと知れたゲイのメッカ。日本人をはじめアジア系男性はゲイコミュニティでとても人気があると聞きました。

●イタリア フィレンツェ 小泉真樹さん

Q イタリアーノは、大した気持ちがなくても気軽に声かけますよね?出会いを求めているように思えないのですが。

A イタリアでは電車、飛行機、バスの中など乗り物の中は良くある出会いの場所の様ですし、バールやジェラート屋、これからの季節は、海に皆繰り出しますのでビーチや旅行先、スポーツジムで知り合ったり、ということも良くある様です。そういう特定の場所に行かなくても、イタリアの田舎の街に行ったりしますと、広場というのは、もちろんおじいちゃん達が寛いでいる場所でもありますが、若者にとっても出会いの場所になることがある様です。あとは友達の家に友達の友達とか家主が知らない人でも連れて行ってパーティーに参加ということは良くあるので、友達の家というのは昔から出会いの場所として良く挙げられます。もともと見知らぬ人同士で話すということに抵抗のない国民なので、何処でも出会いの場になり得る様です。