今日8月19日は「819」の語呂合わせから「バイクの日」なんだそうです。1989年に、当時の政府 総務庁 交通安全対策本部が、交通事故撲滅を目的としてこの日に決まりました。そして海外のあの国での「バイク事情」はどうなのでしょう。今朝も二つの国にコネクトします。
「バイクはたくさん走っていますか」という質問です。
フィンランド エスポー 遠藤 悦郎さん
「優秀なモータースポーツ選手を数多く輩出していてよく走っています」
タイ・バンコク 山崎 幸恵さん
「この10年ほどで経済的に飛躍的に豊かになったので車も多くなりました」
フィンランド エスポー 遠藤 悦郎さん
Q そもそもバイクに人気があるのですか。
A 特に男性ですがとにかくエンジンつきの乗り物に目がありません。車はもちろん、モーターボート、スノーモービル、トラクターに芝刈り機...エンジンとガソリンタンクをそのまま抱えてたった2輪で走るバイクが 好きでないわけがありません。F1やラリーほど誰でも知っているというわけではないと思いますが、 過去には70年代に活躍するも若くして事故死を遂げた伝説のチャンピオンレーサー ヤーノ(ヤルノ)・サーリネン、最近だとミカ・カッリオ、などは日本でもファンに知られています。。
Q それでも一般的には冬には乗れないですよね
A 一般のバイクファンの楽しみ方としては、大型のバイクでロングツーリングが人気。ただ冬が長いので快適にツーリングを満喫できるのは半年ほど。その反面冬の間に、アイスロードレーシングといって雪と氷の上で競うレースも一部熱狂的な愛好者がいる模様。寒さに強いフィンランド人にとってみれば日本の関東の冬の気候など「春のようなもの」だそうで、仕事で日本に赴任したフィンランド人などは1年じゅうバイクを乗り回してました。面白いのは、フィンランドにはドイツなどでもある「ミュージアム車両登録」と呼ばれるクラシックカーやバイクの旧車登録制度があり、製造終了後30年以上経った旧車を、当時のままの姿に維持あるいはもど通りにレストアした場合、一定の審査を受けたのち特別なクラシックな黒いナンバープレートが与えられます。
タイ・バンコク 山崎 幸恵さん
Q バイクで道路がいっぱい、というイメージがあるのですが
A それはもう古いです。マイカー購入促進政策などもあって、バンコクに限って言えば、一家の移動手段として購入するのは車ですね。もちろんバイカーのみなさんもたくさんいて、以前はスクーターやカブ系の125cくらいの軽量車がほとんどでしたが、最近は大型高級バイクもよく見ます。車もバイクも増えているということは、渋滞がさらにひどくなっているということで、世界有数の渋滞都市として有名になってしまっています。渋滞時の平均速度は時速5キロ以下、という調査結果があったりして、これでは歩いたほうが早いです。そこで、通勤や急いでいるときに重宝するのがバイクタクシーと呼ばれるものです。
Q バイクにお客を乗せるのでしょうか
A 「モーターサイクル」を略して「モーサイ」と呼んでいます。路地のあちこちに乗り場があって、タクシーのように行きたい場所を言って乗せてもらいます。 料金はタクシーより割高ですが、なんといっても渋滞の車の隙間を縫って走るので、早い!運転が荒い人も多いし、タイの女性はまたがらずに姫座りをするので、事故も少なくありません。私はなるべく乗らないようにしていますが、やはり急いでいるときは乗ってしまいますね。自宅近くのモーサイ乗り場に行って、片道分の運賃と品物の代金を渡してお願いすると買ってきてくれます。飲食店が出前の配送を頼んだりもしています。オフィスから書類の配達を頼まれたりして、メッセンジャーの役割もしています。結局はバイクはバンコク生活には欠かせません!