自家用車をお持ちですか、洗車はマメにしていらっしゃいますか。週末には洗車が日課という方も多いかと思います。さて世界のあの国での「洗車事情」はどうなっているのでしょうか。今朝も2つの国のお二人にコネクトしてお送りします。
「みなさん洗車はマメにやっていますか」という質問です。
フランス パリ ドゥヴィアンヌ園子さん
「最近はキレイな車を多く見かけるようになりました」
ドイツ ミュンヘン カマタさん
「日本より頻繁に洗車するかも知れません」
フランス パリ ドゥヴィアンヌ園子さん
Q 汚れたままのクルマが多いという印象がありますが。
A 昔はフランス人は自分の車をあまり洗わないといわれていましたね。足代わりの車にそんなに気を使わないと言うか、走ればいいという感覚だったのかもしれません。汚いだけでなく、ボコボコの車の方が多く走っていました。 でも今は大部かわってきて、洗浄することはオーナーのエチケットという感覚がほぼ定着してきているような気がします。
Q 狭いパリでは洗車はどこでやるのでしょうか?
A このあたりは東京と同じで、自家用車の洗浄は4種類あります。費用のかからない順で、自分の家の庭で自分で洗浄する。2番目は自分で洗う洗浄ステーションでコインを買って300〜1000円のプログラムを自分で選び、高い水圧で汚れを吹き飛ばす、機関銃のようなホースでだいたい5〜10分で洗えます。こういうステーションも週末の 天気の良い日はマイカー族の列ができます。3番目はサービスステーションが経営する全自動洗浄機械。早くて安いのは500円相当で、表面の汚れをシャンプーして落とし乾かしてくれるだけ。一番高級なのでも2500円くらいです。4番目はVIPを載せる高級車がよく利用している、すべて手作業の洗浄サービスです。このようなサービスは高級ホテルの地下駐車場から始まっています。このサービスは6000~7000円くらいです。
ドイツ ミュンヘン カマタさん
Q ミュンヘンはBMWのおひざもとですよね。
A ドイツは言わずと知れた自動車大国です。ミュンヘンはその中でも比較的経済が豊かな街なので見かける車は新車が多いです。BMWの本社がある街だけあって新しいモデルが販売されるとすぐに街中で見かけます。ドイツ人は洗車も頻繁にしていて、特に天気がいい日は洗車コーナーに長い列ができます。日本にもありますが、こちらでは乗車したまま洗車をするウォッシュストリートがあります。一度に何台もの車を洗車できるメリットがあり、ドイツでは一般的にこの方法が導入されています。ちょっとしたアトラクション気分も味わえるので子供達にも大人気です。
Q やはり道具を大切にするという感覚なのでしょうか
A 物を大切にするという気質がドイツ人にはあるので、たとえば綺麗にレストアされた旧車もよく見かけますし、泥だらけの車を見かける方が珍しいですね。汚れたら綺麗にするという感覚は日本人と同じだと思います。ただドイツでは路駐が一般的なのと、冬は高速で凍結防止に塩がまかれているので車はすぐに汚れてしまいます。サビ防止の為にも高速で運転した後は洗車をするという習慣もあります。