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今回は、「J-WAVEトーキョーギタージャンボリー2024 supported by 奥村組にもご出演いただく、大橋トリオ&THE CHARM PARKHidden Story

今週、このデュオによるファースト・アルバムTrio & Charm』もリリースされたばかりですが、まずは、そもそものお話。ふたりの出会いについて、チャームさんに教えていただきました。

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チャーム:僕からの初めての出会いを言うと、2008年ぐらいですよね。大橋さんのメジャーデビューされるタイミングで、『A BIRD』っていうアルバムが出るってなってた時に。CDショップ大賞で、その前のミニアルバム『THIS IS MUSIC』が確か準大賞とかで。それで、それを聞いてみようと思ったら、もう一聞き惚れで、その年とその翌年1番聞いたアーティストは大橋さん。で、日本に来たのが2010年ですが、、

大橋:その話はアメリカにいた時?

チャーム:アメリカでしたね。アメリカで聞いて、それで2010年に日本に来た時には『NEWOLD』っていうアルバムのプロモーションで大橋さんがインストアライブをするということで、タワーレコード新宿で1人でインストアライブされた時に、僕はCDを買って、握手券の特典をもらって。で、皆さん大概女性だったので、もう最後に行こうと思って、僕最後に行って握手会したのが初めての出会いです。

大橋:なんとなく覚えてる。ちょっとなんか雰囲気違う人来たな。なんか日本語通じなそうだなと思いました。

チャーム:うん。それでですね(笑)」

でも、その最初の出会いのときは ほんとに軽く挨拶程度だったそう。その後、どんなきっかけで深く知り合っていったのでしょうか?

大橋:ドラムの神谷っていうのがチャーム君とどこかで繋がって、別の現場で一緒になって。それで、神谷がチャーム君を僕に繋げてくれたんですよ。それで、なんかうちにサプライズで登場したんじゃなかったな。

チャーム:大橋さんの誕生日で"サプライズパーティーするので一緒に来てよ"って神谷さんに言われてて、何も言わずに一緒にいたんですよね、僕は。それで、初めてちゃんと話を。

大橋:ちゃんと話したね。で、なんかセッションとかもしたよね。多分。しないわけないもんね。その時に、もう大橋トリオの曲も大体弾けるから。

チャーム:まあ、頭に入ってますよね。

大橋:いや、この人はすごいわ、と思って。なんかね、音楽性がずれてないというか、すぐ一致する、ありがたい感じ。 なかなかこれってなくて。やっぱり、その人が通ってきた、聴いてきた、やってきた音楽によって構成されてるから、こういう音が欲しいなっていう音が出てくるのって指定しないと出てこないですよね。それがチャーム君は、何も言わなくてもなんかセンスが合うみたいなのがすごいもうバシバシあって。この人しかいないわと思って、その時。」

さらにこの後、とある温泉でおこなわれたライヴを経て大橋さんとチャームさんはツアーや音楽制作も共にすることになります。

大橋:温泉ライブの時に多分試してみたんですよね。チャーム君に入ってもらって、その時めちゃくちゃよかったんでしょうね。絶対チャーム君しかいないと。

チャーム:その日の打ち上げで、すごいレスリングで、こう...首あれされたんですけどね(笑)楽しかったね。最高です。

大橋:ギターの人がもう1人いて、サポートの久保田さん。レスポール持ってきてて。カラオケ、僕は玉置浩二さんとか歌うんですけど、合いの手をそのレスポールで。泣きの合いの手を入れてくれるんですよ。めっちゃいいんですけど、これがまた(笑)。で、そのあとあのレスリング大会に。

チャーム:そうですね。なんか広々としたところで。

大橋:あの防音でね、カラオケルーム。

1番盛り上がった。あー懐かしい。それを越える打ち上げはないんじゃないか。

チャーム:なかなか凄かったですね。」

このような時間を過ごして関係を深めた 大橋さんとチャームさん。今回、デュオでのファーストアルバムをリリースしました。音源として発表することにしたのは、どんな理由からなのでしょうか?

大橋:とにかく、チャーム君と一緒にギターを弾いてるのが楽しい。1番楽しい。ギターを弾くんだったらチャーム君と弾きたい。もう、なんだろうな...反応が早いですよ。それで、センスがやっぱ合うから、欲しい音がやっぱり返ってくると。ギターってやってて楽しいのって、まあ1人でやってて完結するものでもあるけど、やっぱり2人でやってると掛け合い・絡み合いみたいな、それが醍醐味だと思うんですけど。2人でやる、今までで1番ドンピシャだったっていうか。 で、とにかく楽しい。自分のライブで、アコギを持ってマイク1本立てたところにみんなで集まってみたいなコーナーで、ちょっと古いアコースティックな曲のカバーとかやったり。サイモン&ガーファンクルの【ザ・ボクサー】は、あれはいつやったんだろ。 

チャーム:多分2年目の時ですよね。STEREOのツアーだったと思います。それはマイク1本で。おそらく2人でやりましたね、その時は。

大橋:その【ザ・ボクサー】をやった時の心地良さ。あと、お客さんもすごい喜んでくれてるのが分かったし、これはいつか何かこのスタイルで作品にするべきだなって強く思いましたね。」

今回のアルバムでは、【Bridge Over Troubled Water】もカバーされていますが、このサイモン&ガーファンクルが、デュオでの作品づくりの1つの鍵だったそうです。」

大橋:2人ともギターをちゃんとギターを弾いてちゃんと歌うっていうユニットをやりたくて。まあ、もう言ってしまえば【ザ・ボクサー】、サイモン&ガーファンクルがきっかけでもあると言ったように。ちょっと恥ずかしいけど、こういう風に言っちゃうの。現代版サイモン&ガーファンクルみたいになったら面白いのかな、みたいなね。割とこう、音楽性も広いし、サイモン&ガーファンクルって。あんまりちょっと大きな声で言うと恥ずかしいから、ちょっとちっちゃい声で言ってますけど。この現代だったらどういうことをやるのかな、みたいなのはちょっとそれぞれ考えながら。で、それぞれの音楽性もやっぱり入れ込みつつ、うん。」

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大橋トリオ THE CHARM PARK