今回注目するのは、「Bad Friend」がTOKIO HOT 100でナンバーワンを獲得したRina Sawayamaさん。

20200605h01.jpg

出身は新潟県で、4歳のとき、お父様の仕事の関係でイギリスへ。子どものころから 歌うことが大好きだったそうです。

「すごいちっちゃい頃から家で歌ってました。今でもそうなんですが、カラオケが大好きで。すごく覚えているのは7歳くらいのときに宇多田ヒカルさんの『Automatic』が出て、一応、日本のテレビは入ってたので、それで『Automatic』のビデオを見て、そのソファの前で踊ってる踊りを両親の前でやったのをすごく覚えてますね。(ダンスが)低かったですよね。(笑)」

その後、Rina Sawayamaさんは、名門ケンブリッジ大学へ進学。ただ、ケンブリッジでは、Rinaさんが興味を持っていたポップミュージックのシーンが見当たりませんでした。

「ケンブリッジの中ではポップミュージックのシーンがなくて、クラシカルとかチャーチクワイア、ジャズとかそういうのはあるんだけど、ポップミュージックはあんまなくて。だから、すごく音楽に興味を持っていたのがいじめにつながってしまったというか、超勉強してたどりついたケンブリッジに、音楽がすごく好きな子がいてむかついたんだろうなと今から振り返って思いますけど。

そんなこともあって、結局他の生徒たちとうまくいきませんでした。」

ケンブリッジ大学のころ、厳しい状況になったRinaさんを救った人たちがいました。そのことを歌ったのが、デビューアルバム『SAWAYAMA』に収録されている「Chosen Family」。

「彼らもいろんな面で同じ感じというか、みんな考え方が似ていたんですよね。LGBTとか、そのグループではケンブリッジの中ではアウトサイダー的なことが感じられたので絆ができたという。いじめにあった人もいるだろうし、ワーキングクラス出身の人がいたり。ケンブリッジは中流だったり上流家庭の人が多いので、そうでなければ疎外感を感じてしまうかもしれない。自分自身は人種的な要素もありました。アジア人もいるんですけどほとんどが留学生です。そうなると、見た目はいっしょなので、自分はロンドンで育ったのに、いちいちビザをチェックされたりとか、そういう小さなことでも重なるとアウトサイダー、外からの人という意識が生まれてしまうんですね。」

Rinaさんいわく、アルバム『SAWAYAMA』は、ファミリーアルバム。

20200605h02.jpg

「お父さん側のおばあちゃんに、お父さんがちっちゃいころの写真を見せてもらったり、いろんな話を聞いたり、お母さんとすごく長い話をしたりしました。お母さんと絶交だったときもあるんですよ、25歳くらいのときに3年くらい全然話しませんでした。でもちゃんと話せてすごく嬉しくて、、もちろん自分の家族を讃えたいというアルバムなんですが、その中でも自分の声、自分の視点で描きたかったです。特に両親が離婚している家族で育つと子どもの立ち位置が見えにくくなるんですね。だから、このアルバムはファミリーアルバムと言って来たんですが、そのアルバムにどんな写真が入るかは自分で選び、いろんな出来事があったけれどそれを自分の視点で描いているんです。」

アルバム制作で、Rinaさんが ひとつのポイントにしたのは、曲順、でした。

「けっこうハードでした。最終段階で決めたんですけど、いろんなジャンルを一個のアルバムにおさめようとして流れが乱れるのが嫌だったんですね。最初から最後まで映画みたいにストーリー性とエモーショナルなジャーニーもちゃんとしてたかったんです。だから1ヶ月くらいトラックリスト考えるのにかかりました。『Paradisin'』の最初のサウンドスケープは、『Akasaka Sad』の最後、エレベーターのピンという音なんですが、エレベーターが開いたときにその目の前は、赤坂見附の私がよく泊まるホテルの前のパチンコとか街の音、そこからゲーム屋さんに入ったみたいなつなぎを『Akasaka Sad』と『Paradisin'』の間に作りました。」

Rina Sawayamaさんに、最後にうかがいました。曲づくりで最も重要なのは、どんなことだと思っていますか?

「ほんとメロディと歌詞がナンバーワンMost important、プロダクションは曲をエンハンスするか、違うアングルを持ってくるかがいいと思っています。プロダクションが曲の中の80%を占めちゃうと私としてはそういう曲はつまんなくなっちゃうんですよね。だからソングライターとしてまず1はメロディ、メロディプラス、わかりやすいけど深い歌詞。(笑)難しいんですけど、そのバランスを見つけるのが一番importantですね、曲づくりでは。メロディがちゃんとつながっているとプロダクションがクレイジーとか、アルバムでもいろんなところ行ってますけど、メロディが線が通っていると、一本筋が通っている?I don't know、線が通っている?だと、ちゃんとこうアルバムとしてつながっていくかな。」

Rina Sawayama