今回、注目するのは複合スポーツエンタテインメント施設【スポル品川大井町】。大井町駅からすぐの場所に、人工の波のサーフィン、テニス、ボルダリング、フットサルからアーチェリーまで、さまざまなスポーツを体験できる施設があります。どんな楽しみ方ができるのか、【スポル品川大井町】の副支配人、木村城さんにご案内いただきました。まず、入ってすぐのところにあるのはアーチェリーを体験できる施設です。

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「初心者の方はまず初心者講習を受けていただいて、5メートルからのスタートになります。基本はうちで用意している弓矢とか防具を使っていただくんですが、競技経験者の方は持ちこんでいただいても大丈夫です。

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当施設では一番奥のものが30メートルなんですが、オリンピックでは70メートル先を狙うことになります。ここでは5メートル、10メートル、18メートル、そして30メートルというように練習できるようになっています。チェストガードとか3点のガードをお貸しして競技していただくので、そういう気分になりますよね。ぜひ一度は体験されたらと思います。楽しいですよ!」

つづいては、注目のサーフィン。

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「スポルをオープンして初めの不安な点が、初心者の方はいらっしゃると思ったのですが、上級者の実際に海に行かれる方は果たしていらっしゃるのかなと思っていました。でも、意外と人気があって、平日も休日も関係なく満席になってしまう人気のアイテムになっています。初心者の方は最初、真ん中にバーがつくのでそのバーをつかんで波に乗る感覚を味わっていただいて、慣れてきたらバーをはずしてひとりで乗っていただく、という形になっています。海とは全然違うんですけど、川でやるようなリバーサーフィンのようなイメージです。フローライダー式といって、波の高さも実際に変えることができるので、上級者には波の高さを高くする設定もできます。サーフボードもウェットスーツもお持ちでない方が多いので、ここですべてレンタルをしております。初心者の方も気軽に始められるというのが魅力ですね。」

サーフィンの施設から奥に進むと、テニスコート、そしてそのお隣りに、テニスのような、スカッシュのような競技をしているグループが見えてきました。

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「パデル、というスポーツでオリンピック競技ではないんですけど、3大会後くらいには候補にも選ばれそうなくらい、今マイナースポーツのなかで一番ユーザーの数が勢いよく伸びているスポーツです。スカッシュとテニスのハイブリッド競技と言われているんですが、全面ガラス張りの壁で覆われていまして、ダブルス専門です。サーブのときも特徴があって、必ずワンバウンドさせてから相手のコートに入れて、壁にはねかえってきた球も打ち返せます。じかに打ってもいいですし、また壁に当ててはねかえしてノーバウンドで相手のコートに入れることも可能です。2バウンドかノーバウンドで相手のコートの壁についた場合はアウト扱いになります。基本的にカウントの数え方はテニスと同じです。私もやりましたけど、ラケットをたたきつけるというよりはちょっとそらしてスライスのように打つと結構するどい球が飛んでいくんです。女性の方に人気で、球拾いも近場ですむのでそういったこともメリットですね。うちのスタッフにも人気のスポーツです。テニスボールとくらべると若干やわらかくて、ラケットも近くでみると分かるんですけど、穴が無数にあいてます。ウレタン素材といいますか、そんなに重くない、特徴的なラケットです。ラケットとボール、シューズも全部ございますので、手ぶらで来ていただいて大丈夫です。基本、スポルは手ぶらで来ていただいてもすべてものがそろうので、当日忘れ物しても大丈夫です。」

【スポル品川大井町】では、アーチェリー、サーフィン、パデルのほか、ボルダリングもできます。フットサルも、バスケットボールも、ソフトボールのバッティング体験もできます。そして、スポーツを楽しんだあとはこんな場所も用意されています。

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バーベキューエリアがありまして、デイキャンプゾーンとビーチゾーンというエリアは持ち込みOKになっています。飲み物も含めてなんですけども、利用料金をいただければ持ち込みは大丈夫です。もちろん持ち込みなしでも当日注文も可能になっていますので、仕事帰りの方に需要が高いです。キャンプの目の前にコンロを置いてますので、そこで焼いて中で食べられているというような形になっていて、雨の日でも雨天だから中止ということがありません。」

デイキャンプゾーンには、トンネル型のテントがずらり。それぞれのテントの中には、ローテーブルとチェアが用意されています。そして、テントの前のコンロで 食材を焼くスタイルです。

今年の8月にオープンした【スポル品川大井町】。以前 JRの社宅があったところに、3年間の期間限定で誕生した施設です。そもそもどんな目的で作られた場所なのか、そして、スタートしてからおよそ3ヶ月。ここまでの手応えを教えていただきました。

「2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まってスポーツが注目されているなか、いろいろなスポーツができる施設ができれば将来を担う子ども達が将来の夢を見つけられるんじゃないかという、子ども達のために作ったような施設です。ここでしかできないスポーツを集約できればスポーツ活性化につながるんじゃないか、と思ったという経緯がありますね。結構、コアなスポーツをされている方がいらっしゃるかと思っていたら、ここでスポーツを始める良いきっかけになってくれている実感はあります。近くでサーフィンに行く機会がない方もここでサーフィンを始めてマイボードを買って海に行くという話も聞きますし、子ども達も土日祝日は多く利用されていて、アーチェリー、ボルダリング、バスケをやってくれているので、ほんとにコンセプト通りになっているなという手応えも感じています。」

スポル品川大井町

https://www.sporu.jp