今日は、シンガーソングライター樋口 了一さんの"PLAY IT LOUD"。

おはようございます、樋口了一です。
僕がいまリスナーの皆さんとシェアしたい曲は、TOTOの「99」です。この「99」っていう曲は「Hydra」というTOTOが2枚目に出したアルバムに入っているんですが、僕はこのレコードを高校生の時に買って、それが毎月必ず最低1回はいまだに聞き続けています。もう40年以上経つんですが、必ずこのアナログは月に一度聞くというですね、自分の中のヘビーローテーションが長期続いてるんですけども、なんていうんですかね、ハイファイな感じの非常に透き通った音プラス、一発録りが音が滲み合ってるような、そんなのが絶妙なさじ加減でですね、ミックスされてて、それが僕にとって非常に心地よい気持ちにさせてもらえるんでね。あとこの曲はスティーヴ・ルカサー、ギタリストのスティーヴ・ルカサーがリードボーカルをとってて、彼のその歌声も非常にいまだに聞いてもですね全く色褪せてないって気がして。あと楽曲のメロディの美しさ、ぜひこのメロディーの美しさを聞いてほしいなと、そういう風に思いますけども。じゃあ聞いていただきたいと思います、TOTOで「99」。
シンガーソングライター、樋口 了一さんに選んでいただいたナンバーは、TOTO 「 99 」。樋口さんも解説してくださっていましたが、1979年発表のアルバム「Hydra」収録の1曲です。高校生の時に買ったアナログ盤を40年以上、最低、月に一度は聞いているんですか!樋口さんにとって、大切なアルバムなんですね。今回はそんな樋口さんの習慣を少し追体験させていただこうということで、アナログ盤からお届けしました。レコードの雰囲気味わえたでしょうか?樋口さんがぜひ聞いてほしいとおっしゃっていた「メロディーの美しさ」感じましたね。そして、このアルバム、ヴォーカル以外は一発録りだったと言われているんですよね。メンバーの高い演奏技術と、どことなく伝わる緊張感がたまりません。さて、そんなTOTOですが、今年7月、全国8か所を巡るジャパンツアーを行いましたが、ご覧になられた方、羨ましい!!
素敵な選曲、ありがとうございます。では、樋口 了一さん、近況も教えてください。
さて、僕、樋口了一ですが、あす公開の映画「いまダンスをするのは誰だ?」で俳優に初挑戦しました。
この映画どんな映画かというとですね。主人公パーキンソン病という病気を患ってるんですけども、それは今僕が罹患してる病気と同じ病気なんですが、この難病指定のパーキンソン病という病を抱えて、それまで仕事一筋で家庭を全く顧みなかった主人公が功一っていうんですけども、パーキンソン病と診断されてね、一度は自暴自棄になって、会社も人間関係もめちゃくちゃになり、家庭も崩壊するっていうほんとにどん底に至るんですが、そこからどんなふうに立ち直っていくかというその経緯を描いた映画でございまして。僕自身もね、この病気ってことが自分でわかっていろんな気持ちで、もう音楽辞めてしまおうかと思ったとこまでいったりとかしてしてですね、そこからいまだに音楽を続けられるっていうのは家族はじめとして、いろんな人の助けがあってからこそなんでね。そこら辺のリアリティーは僕、もう実際体験してることなんで、思いが観てる方に伝わればなと、ほんとに思いますけども、はい。なんで、決してダンスを踊るシーンもですねカッコよくもないんです、みっともないんですけど、なりふり構わず一生懸命なんですね。そのみっともなくてなりふり構わず一生懸命ところをぜひ観ていただきたい、そこで共感していただけるものがあると、僕はすごく嬉しいと思います。映画「いまダンスをするのは誰だ?」はあす公開です。ぜひご覧ください。以上、樋口了一でした。
仕事一筋で家庭を顧みなかった主人公・功一がある日、40代で若年性パーキンソン病と診断されたことで出会った人たちや、「ダンス」を通じて自らの生き方を見つめ直していくストーリー。樋口さんご自身も2006年頃からギターが弾きにくくなり、声が出しづらいといった体の不調を感じ始め、2009年、その原因がパーキンソン病だと診断。現在も病と闘いながら音楽活動を続けていらっしゃいます。そんな樋口了一さんが主人公を演じる映画「いまダンスをするのは誰だ?」は、あす公開です。ぜひ、チェックしてください。
樋口 了一さん、素敵な選曲・コメントありがとうございました。
