今日は、ミュージシャン・茂木 欣一さんのPLAY IT LOUD。

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おはようございます、茂木欣一です。僕がいまリスナーの皆さんとシェアしたい曲は、BENEE feat. Gus Dappertonの「Supalonely」という曲です。

実はね、この曲に出会ったのはほんとつい最近、先日車に乗ってて、ちょっと取材がありましてですね、取材の現場に向かっている時に、車から降りる直前ぐらい、最後にラジオからかかってきたのがこの曲で、「え?聞いたことない、なんだろこれ」ってもうすぐに調べたんですけどもね、もう一発で気に入っちゃいました。

フィーリングとしてはね、僕がふと思ったのは70年代後半の、あの「オフ・ザ・ウォール」の時期のマイケルジャクソンの雰囲気とか、あの辺のムードに似てたんですよね。すごく歌声の気持ちよさがあったりとかして、で、それこそ気持ちの良い日差しを浴びてるような、そんな気持ちになったので、雨が降ってる時もこの曲を聞いたら温かい気持ちになるかなと、そんなふうに思いました。それでは聴いてください、BENEE feat. Gus Dappertonで「Supalonely」。

 ミュージシャン・茂木 欣一さんに選んでいただいたナンバーは、 BENEE feat. Gus Dapperton 「 Supalonely 」。茂木さん、ラジオで新しい曲に出会っていただいて、なんだか勝手に嬉しいですね!BENEEは、ニュージーランドと、 アメリカ・オークランドを拠点に活動するシンガーソングライター、Stella Rose Bennettのソロプロジェクト。

昨年、この曲「Supalonely」を使った動画がTikTok でおよそ1000万本投稿。全米のトップ40ラジオに最も追加された曲に選ばれ、 Spotify のグローバル・チャートでトップ20入りという快挙を果たしました。

素敵な選曲、ありがとうございます。では、茂木 欣一さん、近況も教えてください。

僕、茂木欣一が結成から在籍しているバンド「フィッシュマンズ」が、今年、デビュー30周年を迎えました。それを記念してドキュメンタリー映画がなんと!きょう公開となります。

20210709play02.jpgフィッシュマンズの過去の映像、それから現在のライブ映像ですね、そういうのもありますし、ボーカリスト・佐藤伸治、彼が遺した言葉、それとメンバー・関係者の証言をつないでデビューから30周年を今年迎えたフィッシュマンズ、その軌跡をたどるというそういう内容になってますね。

これはもちろん、フィッシュマンズのいろんな歴史の中の出会いと別れだとか、そういうものを見せた映画なんだけども観終わった後にこの映画を観てくれた、観た一人ひとりの歴史を思い出さずにいられない映画になると思うんですね。だから映画を見たあなた、あなたの「あの時こういうことがあって、そういう出会いがあったから今自分がいる」とか「あの時、こうしてればよかったなぁ、でも、そういう後悔みたいなものがあったんだけどそれがあったからこそ、今自分はこんな毎日を過ごすことができているとか、そういう気付きになるような映画になったら、それはそれでまたすごく僕は嬉しいって、そんな風に思ってます。

映画「フィッシュマンズ」、きょうから公開です。ぜひご覧ください。以上、茂木欣一でした!

90年代を駆け抜けたバンド、フィッシュマンズ、その道のりは決して平坦ではなかったんですよね。セールスの不調、レコード会社移籍、相次ぐメンバー脱退。そして、99年、ボーカル・佐藤伸治さんの突然の死・・・新旧のフィッシュマンズのメンバー、関係者たちによる証言で、フィッシュマンズというバンドが歩んできた軌跡、そして、バンドに残った茂木さんが今もフィッシュマンズの楽曲を演奏し続けている理由を知ることができる、「映画:フィッシュマンズ」。本日公開です!