今日は、アメリカのシンガー、Jose JamesPLAY IT LOUD

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おはよう、ホセ・ジェイムズです。僕のフェイバリット・ソングは、Anderson .Paakの「Heart Don't Stand a Chance」です。彼はほんとに注目の新人で。シンガーとしてもラッパーとしてもドラマーとしてもすごいし、この曲は彼自身が書いてプロデュースもしている。そういうことを考えると音楽界の未来って明るいなっていうような、幸せな気持ちにさせられる曲なので、最近よく聞いているんだ。彼がこの曲でみせるテンポチェンジみたいなのもすごく好きだし、洗練された音楽性を隠すことなく見せてくれるのも好きだし、ハードなビートをドロップするあたりもすごくいいよね。とても考え方が音楽的な人だと思うよ。そしてドラマーだということもあるので、リズム感が独特で良いと思うし、自分はシンガーなので、声にこだわりがあるので、彼の声の美しさにはすごく惹かれるね。

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2016年発表の2ndアルバム「Malibu」に収録のナンバー。ホセがコメントしていた通り、たしかに独特のリズムですね。そして、途中でヒートアップするドラミングも素晴らしい・・・!歌声も透明感があります。Anderson .Paakといえば、Dr.Dreに「こいつが音楽の未来だ」とまで言わしめた、ラッパー、シンガー、ドラマー。2012年まではステージ・ネームがありましたが、現在は本名で活動しています。昨年、2017年のグラミー賞ではBest New Artistにもノミネート(受賞はChance The Rapperでした)今年は、ケンドリック・ラマーに誘われ「ブラックパンサー」のインスパイア・アルバムにも参加。夏にはFUJI ROCK FESTIVALで来日。ラップしながらの超絶ドラミングで観客を驚かせました。今後の活躍にも、目が離せませんね!  素敵な選曲、ありがとうございます!では、Jose James、きょうリリースのニューアルバム「LEAN ON ME」について、教えてください。

僕のニューアルバムは、すばらしいソングライターのBill Withersのトリビュート。

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トリビュートなので、もともとビルの音楽が持ってる音楽性やメッセージのスピリットを大切にしたいと思ってたし、同時に今の音楽にもしたかったので、プロデューサーはドン・ウォズにお願いして、2018年ならではの音にしたんだ。でも、当時のアナログな感じ、暖かさ、そういうものもキープしたかったから、70年代風のファンク、ソウル、そんな香りもあると思うよ。このアルバムは、そうだな、日曜日の朝、携帯とかいろんなものをオフにして、アートだったり、インスピレーションを広げられるような、そんな意識になるような状況で聞いてもらえたらいいんじゃないかな。そして、ぜひ、1曲1曲というよりはアルバムを通して聞いてもらいたいな。だってそれぞれの曲にもストーリーがあって、それを1枚のアルバムにすることで、1つの旅路というか、歴史でもあるし、ビル・ウィザースという人の音楽のカタログ、キャリアでもあるし、同時に、僕、ホセ・ジェイムズのマインドの中の旅でもあると思うので、ぜひ、そういう風に聴いてほしいんだ。

ビル本人、そして楽曲へのリスペクト、しっかり感じますよ!でも、しっかりJose Jamesらしさも込められていますね。きょうリリース、Bill Witherのトリビュートアルバム「LEAN ON ME」。ぜひ、アルバム通して、音楽の旅、楽しんでください。