今日は、女優、松 たか子さんの"PLAY IT LOUD"。

おはようございます、松たか子です。私が今、リスナーのみなさんとシェアしたい曲は、Brian Wilsonの「Love and Mercy」です。数年前に夫に教えてもらって聴いて、もう単純に最初はコーラス、ハーモニーの美しさとか、彼の歌う、非常にピュアな感じ、これは何なんだろう?と思って、その後で、Brian Wilsonのそのそこに至るまでの背景とか、彼がいろいろ病気をしたとか、そういうことを後付けで知って、あ、そのいろんな過程を経てのこの曲が出来るんだってことに、またさらに、知ってさらに感動した記憶があります。今でもとても好きで、タイミングタイミングで聴く、好きな曲です。それでは聞いてください、Brian Wilsonで「Love and Mercy」。
女優、松たか子さんに選んでいただいたナンバーは、Brian Wilson 「 Love & Mercy 」。The Beach Boysの中心メンバー、ブライアン・ウィルソン、、、以前この番組で直接インタビューもさせていただきましたね。60年代前半、「Surfin' U.S.A.」「I Get Around」「California Girls」などヒット曲を連発。その後、より音楽性を深めたアルバム『Pet Sounds』を発表。しかし、セールスには結びつきませんでした。 そして さらに、音楽的な実験を詰め込んだアルバム『Smile』の制作に取りかかるんですが、、、これがうまくいかず、このことをきっかけに、ブライアン・ウィルソンは、心を病んでしまします。それから、長い年月を経て、88年、ブライアンが、ようやく表舞台に戻って来たのが、ソロとして初めてのアルバム『Brian Wilson』だったんですね。松さんもおっしゃっていましたが、このストーリーを知って「Love & Mercy」を聞くと、さらに、胸に来るものがあります。ブライアン・ウィルソンについては、昨年公開された映画「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」で描かれています。DVDやブルーレイも出ていますので、ぜひ。では、松たか子さん、近況も教えて下さい!
さて、わたし、松たか子ですが、11月7日からBunkamura シアターコクーンで上演します舞台「メトロポリス」に出演します。これはですね、文字通り未来都市で権力と労働者とのいろんな階級のこととか、そこで男女が出会って恋に落ちて、この未来がどうなっていくか、未来をどうしていくか、ちょっと動き出すというような話になっています。私はそこに暮らすマリアという女性と、そのマリアそっくりに作られたアンドロイド、パロディという役の二役をやります。そして森山未來くんなどなどですね、演劇の人、ダンスをおもにしてる人とか、いろんなジャンルの人が参加していますので、お芝居で押していくだけじゃない、そこに音楽もあるし、身体表現もいろいろみんなでチャレンジしながら作っているので、たぶん観たことのない世界が広がっていると思いますので、ぜひみなさん、渋谷に来たらですね、Bunkamuraまで足をのばしていただけたらなと思っております。舞台「メトロポリス」、11月7日から30日まで、Bunkamura シアターコクーンで上演です。ぜひ、いらしてください。松たか子でした。
「メトロポリス」、原作は1926年に製作されたドイツのモノクロ・サイレント映画なんですね。「SF映画の原点にして頂点」と呼ばれている作品。それが、どのように舞台として現在に蘇るのか・・・ぜひご自身の目でお確かめください。

