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This Week's Number is・・・ 11.7% 

11.7%」

これはアメリカで、建設、配管、電気工事、自動車修理などの技術を習得する、「職業訓練校」の入学者数が去年と比べ、増加した割合です。これは、全米の学生情報を集約しているナショナル・スチューデント・クリアリングハウスによる数字です。

プログラミングや経理事務などの知的労働がAIに取って代わられることへの不安から、これまでは敬遠されてきた、いわゆるブルーカラーの仕事。これらは、「人間にしかできない仕事」で、かつ収入が大幅にアップするケースも多く、転身する人が増えているようです。

この背景には、工業部門の雇用の方が、従来のオフィス勤務よりも解雇される確率が低く、安定性が高い、という面もあるようです。

もう一度、数字をご紹介すると、今年春、アメリカの職業訓練校の入学者数は11.7%増加。その伸び率は、大学の入学者数の4%増加に比べて、7パーセント以上高い増加率となっています。