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This Week's Number is・・・ 3.2

3.2%」

これは、2024年に、日本で生まれた新生児のうち、外国人が占める割合です。厚生労働省の人口動態統計によると、2024年の外国人の出生数は、前の年より3000人以上多い2万2878人で、10年前に比べて1.5倍に増えています。

背景としては、在留外国人の数が昨年末の時点で過去最高のおよそ377万人なんですが、このうち、20代と30代が56%と半分以上を占めています。この世代の滞在者が増えたことで、出生数も押し上げることになった、と見られています。

この数字、自治体によっては、10%を超えているところもあり、例えば、東京でも、北区は、10%を超えています。首都圏では、埼玉県の蕨市は特に多く、21.8%。ただ、日本経済新聞に掲載された関西国際大学、毛受敏浩教授の見解としては「一部の自治体を除いて、日本で生まれた外国人の子供やその家族への対応は後手に回っている自治体が多く、NPOの活動に頼っているのが現状」とのこと。

*日本語の教育をはじめ、多様な国の人が日本の社会で共生できる政策、行政の対応が必要です。