
This Week's Number is・・・ 4.9%
これは大手企業やその家族が加入する「健康保険組合」の保険料収入が伸びた割合です。健康保険組合連合が先日公表した、2024年度の保険料収入は、9兆1444億円で、昨年度から4.9%の増加。
増加の要因としては、健康保険組合は、賃金の一定割合を天引きする保険料で加入者の医療費をまかなっており、賃金上昇によって、健康保険組合の収入もそれに応じて増えました。また、保険料率も平均で9.31%と0.04%上昇しました。
この結果、全国およそ1400の健康保険組合全体で、145億円の黒字。 黒字運営となるのは、2年ぶりのことです。
1400の健康保険組合全体では、黒字となっているんですが、個別に見ると、およそ半数の組合は、赤字となっています。なぜなのか?
一つは、高額医療が増えていること。
さらに、「健康保険組合」では、加入者自身の医療費のほか、高齢者の医療費の一部も負担しています。この負担が増えています。そして、現役世代の負担、今後さらに増えると予想されます。
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