This Week's Number is・・・ 9.4%
「9.4%」これは、今年2025年のアメリカへの旅行者数が去年に比べて減少する割合の最新予測です。これはアメリカの観光経済データの分析や予測をおこなう組織「ツーリズム・エコノミクス」が発表した数字です。今年初めは「9%増」と予想していましたが、
2月末に発表した数字は「5%減」。
最新の数字では、それをさらに上回る「9.4%のマイナス」となっています。ヨーロッパからの観光客が強制送還された事例や、関税政策などで、アメリカに対する否定的な見方があることが大きな要因だと見られています。
ちなみに、日本からの海外旅行先として、コロナ後ではアメリカのハワイが1番の人気旅行地でしたが、今年は、韓国が一番人気となっています。
今年のアメリカへの旅行者数が、去年に比べて9.5%減少する、という最新の予測についてお送りしています。
特にカナダからの旅行者が激減しているようで、アメリカ旅行協会によると、カナダからの旅行者が10%減少すると、21億ドル(およそ3087億円)の損失となり、1万4000人の雇用が失われる可能性がある、ということ。
また、「ツーリズム・エコノミクス」によると、外国人旅行者全体ではアメリカで消費する金額が、去年と比べて90億ドル(およそ1.3兆円)減少すると予想。
旅行業界をはじめ、アメリカの様々な産業に大きな影響が出ることになりそうです。