This Week's Number is・・・ 31% 

31%」

これは、東京23区内における、戸建ての狭小住宅の増加率です。狭小(きょうしょう)住宅=土地面積が30平方メートルから50平方メートルほどの住宅が増えているんですね。

これは、不動産調査会社の東京カンテイの調べによるもので、去年2024年に、都内23区内で新たに分譲された狭小住宅は1107戸。統計を開始した2015年から10年間で31%増えています。

ちなみに、去年の東京23区の新築分譲マンションは、平均専有面積が66.42平方メートルで。平均価格は1億1181万円。一方、新築の狭小住宅の場合は、床面積がそれほど変わらなくても平均5114万円。ほぼ半分の価格ということもあり、人気となっているようです。

こんなケースもあるようです。

*広い土地を相続し、そのままの広さの土地では高額で買い手がつかないので、分割して 複数の小さな戸建にする。

*また、東京都のおこなう子育て支援制度がファミリー層に支持され、そうした人たちに狭小住宅が人気となっている。

しかし、狭小住宅は、どうしても階段があるため高齢世帯にとっては住みにくく、中古住宅になった場合でのリセールバリューは低くなりがち。いいことずくめ、とはいかないようです。