This Week's Number is・・・ 34.4

34.4%」これは、全国の書店で、2024年度の業績が「赤字」となった割合です。調査会社「帝国データバンク」の調べによる数字です。

若年層を中心に本を読まない「活字離れ」だけでなく、インターネット書店や電子書籍の普及などで、雑誌や漫画本が売り上げの中心を占める一般の書店では、苦しい経営状況が続いてきました。

とはいえ、今年の1月から5月における書店の倒産は前の年の同じ時期の11件を大きく下回る 1件だけでした。背景には、書店側の経営努力があると見られています。

本屋さんでは、どんなCharm=魅力を作り出しているんでしょう?

今年の1月から5月における書店の倒産は1件のみ、ということ。

帝国データバンクの分析によると、カフェの併設、大手雑貨店との共同出店などで、本以外の商品を大々的に展開し、長時間過ごせる店舗作りがうまく行っているケースがある。 他にも学習塾と連携して販売企画を行うなど、様々な経営努力が行われています。

ただ、一方で、10年というスパンで見ると、こんな数字もあります。去年の数字ですが、「日本出版インフラセンター」によると、全国の書店数は、10年前と比べて4200店以上、減少。東京では、10年で550店ほど減っています。中でも、小規模なお店が減っている、ということ。

皆さんは、本屋さん、足を運んでいますか?