1.4%」

これは、3月末に放出された政府備蓄米およそ21万トンのうち、スーパーや米穀店などの小売業者に渡った割合です。

わずか1.4%!

スーパーでの米の平均販売価格は、17週連続で高値を更新しましたが、今週月曜日時点ようやく19円値下がりし、5キログラムで4214円。とはいえ、去年の同じ時期の価格は2106円だったので、ほぼ倍の値段になっています。

備蓄米が放出されても、消費者まで十分行き渡らない状況が続き、価格は高止まりしたまま、なかなか下がる見通しがつきません。

備蓄米は大手集荷業者に入札資格があり、受け渡しから原則1年以内に同じ量を政府が買い戻すことになっています。業者にとっては、買い戻しのための米を確保できるか不安で入札に参加をためらうケースがあること、さらに、1年以内に買い戻すと、今年の米の流通量に不安がある。こうした指摘から、買い戻しの期限を延長し、5年とする方針が今日にも発表される見込みです。

また、今月から7月まで備蓄米の放出量を毎月10万トン増やし、流通量を増やす方針も検討されています。