This Week's Number is・・・ 22%
「22%」。この数字は全国の水道管のうち、法定耐用年数の40年を超えている割合です。これは厚生労働省による調査の結果で、国内にある、総延長74万キロメートルの水道管のうち全体のおよそ22パーセントに相当する16万キロメートルが2021年に、すでに法定耐用年数の40年を超えています。
厚生労働省によると、「40年で一律に使い物にならなくなるわけではない」ということ。しかし、日本では、年間で2万件以上の水道管の漏水事故が発生しています。老朽化した水道管の更新が課題となっています。
水道管を更新できない=新しくできない理由は、人口の減少によって、自治体による水道の事業収入が減少し、水道管を更新する予算を捻出ことが難しくなっていること。
そして、水道管は地面に埋まっているため、漏水がリスクがある箇所を地上から目視で直接確認できないことなどが挙げられています。今後は、地球観測衛星のデータや水道事業者の情報をAIを使って解析。漏水リスクが高い場所を推定するなど、「メンテナンスの効率化」が期待されています。