This Week's Number is・・・ 97%
「97%」この数字は、日本の住宅の延べ面積を、ピーク時の2003年と比べた割合です。一戸建て、マンションなどの共同住宅を含め、平均で、3%、狭くなりました。ちなみに、延べ面積とは、建物のそれぞれの階の面積を足したものです。
これは5年に1回おこなわれる、総務省の「住宅・土地統計調査」によるもので、住宅は、1960年代から拡大傾向が続いたものの、2000年代に頭打ち。ピーク時の2003年におよそ95平方メートルあったものが、2023年の最新調査では およそ92平方メートルで、30年前の水準に逆戻り。
原因は、建設工事費が2015年度に対して3割程度高く、建築コストの高騰を 全て 販売価格に転嫁すると、住宅価格が高くなり過ぎるので、面積縮小で、表面的な価格を抑える動きが増えたこと、と見られています。~面積を小さくして、同じ価格で、ということですか。。。広い住宅は、当然、価格が上昇します。そして、人気の住宅地は、土地の値段も高騰。特に、資金面で余裕のない若い世代への影響が懸念されています。
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