This Week's Number is・・・9.1

9.1%」この数字は、東京都での自転車の「ヘルメット着用率」です。去年4月に改正道路交通法で着用が「努力義務」になった自転車のヘルメット。

警視庁が、駅周辺の交差点など都内412地点で、昨年末から今年の1月にかけ、およそ10万台を目視で調べたところ、自転車のヘルメット着用率は、9.1%でした。

東京都がおよそ2000人を対象にヘルメットをしないのかについて、複数回答アンケートで聞いたところ、「着用が面倒だから」という答えが一番多く45.2%。次に多かったのが「置き場所がなく荷物になる」で37.5%、そして「髪形が崩れる」が31.8%と続きます。

また、高校生以下の着用率は17.5%ですが、65歳以上の高齢者は8.1%と年齢が高いほど着用率が低い傾向が見られました。

去年の7月に努力義務になってはじめての全国調査でのヘルメット着用率は13.5%でした。地域差は非常に大きく、早くから着用率向上に取り組み、公立高校などで着用を義務化していた愛媛県は59.9%。最も低い新潟県は2.4%で、50ポイント以上の差があります。

東京都はヘルメット着用率が低く、自転車が関わる事故の割合が高いため今月からすべての都立高校や特別支援学校で、自転車通学の条件に「ヘルメット着用」が加わることになりました。

*ヘルメットを着用せずに事故に遭ったときの致死率は着用時の1.9